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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

レスリング!!

2007年11月09日 | 自分のこと
今週の北杜市アルファブログのテーマはスポーツです。
スポ根まっすぐ系の人がいないのが、らしくて良いです。
僕も、スポーツといってピンと来るものがなかったのですが、記憶をたどっていたら思い出しました!
ひえぇぇぇ、恐れ多くも大恩人を忘れておりました。

それはこの方 太田章先生!
Wikipedia
ご自身のHP

僕は今年、統合再編で消えた早稲田大学第二文学部の出で、これは基本的に夜学です。
基本的になどとわざわざいうのは、昼間の授業も取れましたし、やっかいなことにはいくつかの必修科目は昼間だったからです。
僕は学生時代、昼間は仕事(バイトも正社員も)をしていましたので、最大限昼の授業は回避したのですが、どうしても回避出来ない科目がありました。
それが体育です。

一年間、週に一度の授業のために仕事の時間をやりくりするのは面倒だったので、半期+合宿というコースを狙ったのですが、一年の時に病気で入院して合宿に出られなかったのでそれには失敗し、まあいっかで二年、三年生ではワンダーフォーゲルの授業を中国の旅のレポートを出す事で特別に単位を頂き、四年生であとひとつ体育の単位を取らねばならなくなったのでした。
大学では歴史や宗教思想など、やりたいことだけやっていたのですが、意外にも必須の単位は押さえていていました。これは同級生の連中も驚いていたものです。
とうてい四年じゃ卒業しないものと見られていたようです。
ふっ、甘いね。僕は一見、めちゃくちゃなようでいて、基本はきっちり押さえているのですよ。

ところが、最後に立ちはだかった障害が体育です。実は科目登録の締め切りの日を勘違いしてのがしてしまったのです。
学生課に泣きついて何とかならないかと食い下がったところ、
「太田さんなら若いし、融通がきくんじゃない」
とのアドバイスで、僕はレスリングの授業に滑り込むことに成功したのです。

授業は筋トレ、ストレッチ、ゲーム的なトレーニングなどをかなりしっかりやりましたが、レスリングそのものは経験者のみに限られました。やはり安全のためでしょう。
女子レスラー同士のエキシビションには興奮を禁じ得ませんでした!(若かったのよ)

この授業では夏の合宿もありました。
学生の中には、二丁目のチーママ(わからない人のために言っておきますが♂)もいたりしてとても面白かったのですが、それはまたいずれ…。

授業は午前と午後の部があったのですが、出席日数の足りない僕はその両方に出る事で帳尻を合わせてもらう事になりました。
キツかったですねー。一回の授業で皆がへたるのを二回ですから。
それでも結構慣れるもので、いつのまにやら皆の前でブリッジのお手本だとかもやっていました。
レスリングへのお誘いも受けたのですが、当時すでにオルガン職人への道を歩き始めていましたので。

ともあれ、本来なら体育の単位を落として卒業出来なくなるところを、いろいろ融通をきかせて助けてくださったのですから、大恩人なのです。
あそこで、体育ひとつのために卒業出来なかったら、いったい僕はどうなっていたことか!
(それはそれで傍目には面白い人生になったろうけど)

今もお元気そうです、そのうち会いにいってみようかな。

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