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現在,ウチの主力製品として企画中なのは,4フィート1列(一種類の音の)の足踏み式送風のパイプオルガンです。
ポジティフ(オルガン)といわれるタイプです。
この種のオルガンは,宗教画や建築物付属の彫刻にはよく見られるのですが,実際に残っている現物は非常に少ないのです。
また,リードオルガンのような2つの送風ペダルで風を送るということも稀です。
助手がふいごを操作するか,あるいはひとつの送風ペダルで風を送ります。
このオルガンは個人が自宅で自分自身のために演奏する楽器というコンセプトになっています。送風ペダルをリードオルガン式にしたのは,扱い易さを狙ってのことですが,これはむしろひとつペダルの方が,演奏者の頭の切り替えには良いかもしれないとも思います。
リードオルガンとパイプオルガンでは送風のやり方がまるで違うのです。
リードオルガンは曲の強弱に合わせてダイナミックに風をコントロールしますが,パイプオルガンの場合,出来るだけ安定させて,穏やかに送風します。
だから,むしろ送風形式が違う方が,演奏者が違いを認識しいやすいんじゃないかとも考えられるのです。
こういったことは,お客様のみならず,広く演奏者に聞いてみたいものです。
もちろんどちらも作れますので。
同系のデザインで次は8フィートのオルガンも企画中です。
合奏,コーラスの伴奏にも対応しうるような仕様も考えています。
ポジティフ(オルガン)といわれるタイプです。
この種のオルガンは,宗教画や建築物付属の彫刻にはよく見られるのですが,実際に残っている現物は非常に少ないのです。
また,リードオルガンのような2つの送風ペダルで風を送るということも稀です。
助手がふいごを操作するか,あるいはひとつの送風ペダルで風を送ります。
このオルガンは個人が自宅で自分自身のために演奏する楽器というコンセプトになっています。送風ペダルをリードオルガン式にしたのは,扱い易さを狙ってのことですが,これはむしろひとつペダルの方が,演奏者の頭の切り替えには良いかもしれないとも思います。
リードオルガンとパイプオルガンでは送風のやり方がまるで違うのです。
リードオルガンは曲の強弱に合わせてダイナミックに風をコントロールしますが,パイプオルガンの場合,出来るだけ安定させて,穏やかに送風します。
だから,むしろ送風形式が違う方が,演奏者が違いを認識しいやすいんじゃないかとも考えられるのです。
こういったことは,お客様のみならず,広く演奏者に聞いてみたいものです。
もちろんどちらも作れますので。
同系のデザインで次は8フィートのオルガンも企画中です。
合奏,コーラスの伴奏にも対応しうるような仕様も考えています。
このポジティフのふいご、斬新ですねぇ!縦置きですか!足で「踏み込む」とふいごが「開き」、バランサーか何かで均一な速度で戻るのでしょうか?それとも、踏み込み速度を調節して均一な圧力を得る?もしかして!
その通り!縦置きふいごです。リードオルガンのそれと同じレイアウトです。
ちょっと見難いですが,正面送風ペダルの間にある四角い筒の中にやく8キロの錘が入っていて,ロープと滑車でふいごに荷重をかけています。
スペース上の制約と,ポルタティーフのデザインを取り入れたかったので,縦置きふいごを採用することは最初から決まっていたのですが,レイアウトには苦心しました。
錘を装飾的に見せるデザインも有力だったのですが,万一ロープが切れて落下した場合の安全を考えて,「エレベーターシャフト型」にしました。
送風に結構なデリケートさが要求されるのは,パイプオルガンの苦しいところですが,風圧安定度向上型足踏み式ふいごもすでにアイデアはあがっておりますので,試作待ちの状況です。