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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

冬の使者

2011年11月07日 | 思うこと

うちの屋根で作業していた時。

キイロスズメバチがたくさん飛んで来てなかなかにうっとおしかったのでした。
いつものヤツらと雰囲気が違ったので、一匹捕獲してみたところ、やっぱりオス
でした。
ちょっと見でメスと違いを感じるのは触覚の形かなあ。
オスは刺しません。ハチの毒針は産卵管が変化したものだといいます。よってオ
スには無いのです。

これこの通り   画像をクリックで拡大


ハチは完全な女系社会で、オスは新女王と交尾するためだけに短い期間しか存在
しないことになっています。
目標にし易いものの周辺でオスは群れを作りフェロモンを発して、新女王を呼び
寄せるらしい。で、うちの屋根がその場所に選ばれたと。光栄ですな。
新女王と出会う確率は低く、交尾に成功しても直後に死んでしまうといいます。

なんかさ、悲しいよね。男ってさ。ま、がんばれよ。ってなもので放しました。
通常であればハチが僕の間合いの中をうろうろした場合、叩き落としてアルコー
ル漬けにする(虫刺されの薬に良いのよ)ところですが、まあいいか。

一方、シロアリでは王が長寿で、女王の倍くらい生きるものらしい。
女王は自らの寿命の末期に単性生殖で自分のクローンを生んで入れ替わるといい
ます。
ある朝目覚めると奥さんが若返っているような感じ?
虫の世界もいろいろだよね。人間もだけどさ。

オスバチが発生するともう冬はすぐそこです。


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