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吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

カミの恵み

2016年03月20日 | モノ

カミがカタカナであることですでに勘の良い人は気付いていらっしゃるでしょう。

またトイレの話だよ。

建築現場、新築現場では労働者のトイレ使用は大きく制限されています。
仮設トイレのみ可とか、特定のトイレのみ可とかね。

その昔、中国を旅していた時は、フォーマルな場以外では大抵、トイレットペーパーのロールに紐を通して首から下げていました。
ずっと柔め安定だったので。いつでも臨戦態勢だったのです。

時は流れ、いつしか堕落している自分を認識したのです。
工房に篭っている時や、すでに使われている建物が現場だったりが続いた後、出張や建築中の現場に出た時に。
車移動中や、待機中に急にもよおした場合、平和はもろくも崩れ去るのです。
田舎では駐車場付きのコンビニが当たり前ですが、都会ではそうではない。
たとえ公衆便所を発見しても、しばしば、かなり、そこにカミは不在であったりするのです。

油断大敵、治に居て乱を忘れず、備えよ常に!

いくつかの、とても書けない経験を経て今、ワタシは常にカミとともに在るのです。
流せるポケットティッシュは非常に有用。
街で配るのもソレにすれば良いのに。

さて、その朝、現場でトイレに駆け込んだわけです。建物は施主に引き渡し前で、労働者諸氏が使用を許されているトイレは一箇所。
生存競争は激しいのですが、幸いなことに空いておりました。
駆け込んだということはすでにエマージェンシーだったってことです。
ギリギリでクリア。どのくらいギリギリだったかというと……、いや、やめておこう。

一息ついて見ると、そこにカミは不在でした。
しかし、カミとともに在るワタシに恐れはない。内ポケットには流せるティッシュが。

隣のブースから携帯電話の話し声が聞こえたのでした。
カミの不在を嘆き助けを呼ぶ声が。

そこで、扉を叩き、声をかけ、その下から流せるティッシュを差し入れたのでした。
そう、カミの恵みは分かち合うべきものなのです。 

後で聞いたら、トイレの物置にペーパーは常備してあるそうで、その後は気をつけて補充するようにしたのでした。

もう一度。流せるポケットティッシュは非常に有用。ステマじゃないけど必携よ。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔は新聞紙 (tachinon)
2016-03-21 10:41:10
ひろにゃん様お元気なようでなによりです。
 昨年八王子まで、私のサンバーで行ったとき、R16が混雑してて、トイレに行きたくなり、何度もコンビニを探したことがありましたね。
その点 田舎の山道だと・・最悪、青空の下という手もありますから・・・でも、カミは、・・その昔トイレに新聞紙をノート大に切ったものが置いてあったことを思えば・・なんとか・・・

 とはいえ、20年くらい前のある夜、同僚とよる遠刈田の公衆浴場に行った帰りの峠道で、臨界寸前になり、紙も車になくて、温泉で使った手ぬぐいを・・・
 現役の時は、現場(原則町内)で臨界寸前になっても、迷わず対処できるように、町内のある公園を把握していました。
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野にあれば (吉倉オルガン@ブログ主)
2016-03-27 07:58:11
tachinonさん、ようこそ!

その辺の問題は文明と野生の境界線上ですね。
ひとたび割りきってしまえばどうにかなるけれども、文明環境下ではその割り切りが出来ない。

都会を車で移動中の危機がもっとも恐ろしいです。

野にあれば、葉っぱがあります。
これも多少は日頃から勉強しておくべきです。
その辺の研究や学習会もあります。
有毒、有刺植物の葉っぱを用いてしまった場合、局部が悲惨なことになりますからね。
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