車で東京に行って来ました。
行く前は道路状況が読めないので不安ではありました。
中央自動車道は50キロ制限が続いていますし。
あれ、交通量が少なくてすっごい楽じゃん!皆さん元気に飛ばしてますネ。普段通りです。
平日昼間の移動でこんなに楽だった試しは無いというほどです。
都内一般道も楽です。車が少ない!
用事は銀座だったのですが、駐車場が高いのでいつものように川向こう(隅田川ね)のコイン
パーキングに車を駐めました。金額が倍くらい違うのですよ。
そしてそこから自転車で銀座に向かうのですが、時間にゆとりがあったので、下町散策で築地
経由で行くことにしました。
素敵な建物
鉄とリベットフェチにはたまらない、東京の下町の橋。これは永代橋。
そこから望むスカイツリー
節電でお店の中は暗いのですが、晴れた真昼間、別に不足はありませんね。
今回の自転車はコイツ。
17バイシクル エクスウォーカー
無理やり加工して付けたスタンドはブサイクですが街乗りには非常に便利です。
ちょっと止まって写真を撮ったりするのも億劫ではありません。
押して歩く時も取り回し易いのが良いです。
仕事を終えた帰りにも散策しました。
震災があったからかはわかりませんが、このところ日本の身近な風景がとてもいとおしく
感じます。
自然は自然で美しく、人の営みもまたいとおしい。
東京の下町の街並み、路地は決して美しいとは言えません。でもそこに暮らしている人達が
醸し出す雰囲気、生活感というのは暖かい感じがします。
ヨーロッパのような整った街並みに対して、どうしてもスラム的カオス感が漂いますが、
それがまた心地よくもあります。
自転車で細い路地に入り込んでみると、市民権を持つと思われるノラ猫、家々の前に
並べてある鉢植え、少なくなったけどまだ残っている町工場など、何というか、どう見ても
窮屈なのだけど、何故かほっとするような安心感のようなものがあります。
ちょっと、そんな街で暮らしている自分を空想したりします。
ぼろい家の一階が仕事場で、僕はそこで木工をしています。
狭いがゆえに色々がすぐ手に届く快適な仕事場です。
仕事を早く済ませて夕方、近所の焼き鳥屋に出かけるとそこにはいつもの連中が居て……。
なんてね。
ついでなので、千葉の柏の実家に寄りました。
東京から国道6号線で一本道で30キロ程度なのですが、普段は混雑するため、僕はほとんど
利用しません。裏道を使うのです。
が、今回は平日夕方で帰り車渋滞の時間にも拘らず空いていました。
妙に暗いような気がしたのですが、道路の街灯が消えていて、お店もライトダウンしていたから
でした。
看板の電灯が消えていると、やっているのか、いないのかちょっと迷います。
今はまだON-OFFしかないので看板を完全に消灯していますが、いずれは明るさを抑えて点灯
するようになることでしょう。
田舎の道は暗くて当たり前なのですが、都会で道が暗いのは違和感があります。
日本じゃないみたいで不思議な感じがしますね。
でもこれで良いのかも知れません。暗くなった途端に強盗が頻発するわけでもなければ。
大きな灯りが無くなると、小さなお店の灯りなんかが妙に心に沁みます。
僕が関わる音楽、楽器もそうですし、人の語りなんかもそうですが、大音量というのはわかり易い
伝達方法です。
ですが、小さな音量、ささやくような音量で多くの人を魅了することも可能なのです。
音量が小さいことで、聴き手の集中力が上がることもあるのです。
もちろん、それだけの魅力を持った音であることが大事なのですが。
大きな灯りが無くなることで、人の光に対する感覚が鋭くなることもあるのでしょう。
車が少なく、節電のおかげでギラギラしていない東京はまた違った魅力的な顔を持っていました。
山梨の自宅に帰ったのは深夜でした。
この季節らしからぬ空の澄み方で(春は空気の動きが大きいので空が濁った感じになり易い)星が
すごく多かったのでした。
何だか涙が出そうになるくらいきれいな星空でした。
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