花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

少しだけ整理

2015年10月22日 09時20分04秒 | 日記
今年の夏はよく雨が降りましたので我が家の狭い裏庭にも殆ど水やりをしなくても
花は勢いよく育って例年よりも喜んで咲いたように思います
反面木の枝が茂ったので少しだけ整理したくて植木屋さんにお願いしました

威勢のいい植木屋さんと一緒に来たのでしょうかカマキリが我が家の玄関先を
右往左往しています
一緒に働きたいのかな さも忙しそうに
デジカメをむけると大きな腕を伸ばしてきます
まるで人間のような仕草です
夕方剪定作業は終了したのにカマキリは植木屋さんとは帰らなかったようです
ずっと我が家に居ることに決めたのかしら

柳も随分剪って貰い軽そうにはなりましたけど
お正月に床の間に活ける柳の枝まで少々剪りすぎたかしら



待ってくださいよ

2015年10月21日 09時43分47秒 | 日記
もう5年も以前のことです
私は体調を崩して全身の筋肉痛が続いてやがてひとりでは寝起きが困難になりました
半年間も痛み止めの薬を服用し身体もあまり動かさないとどうしようもなく筋肉も細く
なった感じで自分で腕に触っても頼りないのです

大学病院に受診することにしました
最初の日は息子が同行してくれましたが病院についても車の座席から降りることが
出来ません 息子は私の背を押しても無理なので運転席を降りて私の前方から手を
率いて起たせてくれました
二度目は主人が同伴してくれてJRで行きましたが可笑しいのです
列車がホームに入りお客が皆降りていきます 
すると主人も一人で出口へ行くのです
「待ってくださいよ」と私は心の中で叫びました
一人では容易に起てないのです だから主人は本日同伴していますのに

主人はふと何だか変だと気付いたのでしょう
「あんたも 居ったんか!」といった様子でバックして私を迎えにきてくれました
こんな時の主人はまるで明治の男なのです




悲しいあいさつ

2015年10月20日 09時35分33秒 | 日記
朝の気温が下がるこのころになると思い出すのです
長年ご指導をいただいた恩師の母上様の訃報が届きました
ちょうど葬儀の日 実はずっと以前からお客さまを招いていましたので
取り敢えず接待を予定通り済ませ翌日主人と一緒にお参りすることに決めました

当時私の母も体調をこわし気弱になっていましたので恩師の母上の葬儀があって
など決して言えません
私たち夫婦でお墓参りと言って出発いたしました
でも今となって想うのですが感のいい母のことですお墓参りといいながら私たちは
コートの下には二人が揃って喪服を着ていて只事ではないと思った筈です

出発してこころが恩師の嘆きを想いはらはらと涙が出そうになります
私はあのころはいつももし母が世を去る日がきたらと想うだけで涙していたものですから立場を置き換えてしまって自分が母と別れてしまった感情になってしまうのです

電車にのり渡し船にのり渡船場で道を尋ねました 田舎町のことで直ぐにわかります
道を尋ねるまでは私の役割です ほっとした途端に止めどなく涙がながれます
情けない自分を鼓舞しようとするのですが意識すると余計に涙の制御はできなくて

葬儀を終えたばかりのお宅にたどり着きましたが恩師は丁度自宅に帰られて留守でした
初対面の親族に挨拶をしなければなりません
私は「昨日のお葬儀に参列できなくて本日お参りさせていただきました」と言いたいのですが何度言っても「うお~ うお~・・・・」と涙で遮られ言葉になってこないのです
主人が代わってあいさつをしてくれて平素からの恩師の愛情あふれるお付き合いにも触れ
きちんと謝意も述べてくれて私は只不甲斐なく泣いているばかりでした

その夜恩師から電話がありました
「上品な人がお参りに来て下さった」と姉がいいましたよと
恩師はいつもこころのストロークを忘れない方なのです





秋それぞれに

2015年10月19日 08時47分24秒 | はな
今朝の裏庭は少し冷たくて一層の秋の空気を感じます
ツワブキ勢いよく鮮やかな黄色に咲いて元気をもらいます



フジバカマの花が白く咲いています
つぼみの期が長くて期待を感じさせる花だと思います



この山茶花は花が開くと白く変わりますので変化を楽しめます


秋明菊もう咲き終わっていますのに此処だけ遅くまで穏やかに咲いて喜ばせてくれます



突然にうなりますの

2015年10月18日 08時03分40秒 | 趣味
遅まきながら私 詩吟を学ぶことにいたしました
今秋 長くお付き合いいただいた大切な友人を亡くしたばかりで
寂しくなりましたがその友人によく我が家の集いで詩吟を聞かせて
貰っていました 今ではよい思い出となっています

始めたばかりのころは我が家でひとりになるのを待ってこそり発声していたのですが
最近では背の君がいても平気で大声を張り上げて練習するようになりました
ごく近い距離にいるときでも突然に私うなりだしたりしますが背の君は
まるで何事も起らなかったような顔をしています 
まだ初歩だから注意深く聞いてはいけないと思っているのかも

まだまだ当分は低調で騒々しくて申し訳ございません
いつの日か漢詩の意味を心して朗々と吟じることを夢みながら
それまで背の君我慢して貰えるでしょうかね



石蕗咲いています