田の字の家に暮らす

日々思うこと

梨木香歩の家守綺譚

2020-05-04 | 今日思ったこと
趣味のパッチワークをしながら仲間とおしゃべりしていました。
私の身に起きた不思議な話をすると、
「梨木香歩 読んだことある? ぜひ読んでみる事おススメ!」
と言われ読んでみました。

う~ん似ている。
私に梨木香歩ほどの文才があったなら、きっと面白い本が書けるのに残念。

梨木香歩のプロフィールを見ると、同志社大学出身です。
私は月一回京都に行って、近所にある梨木神社で水汲みしているのですが、
梨木と言うのは梨木神社と関係あるのかな?

私の話というのは、
”とこちゃん”という女性との出会いから始まりました。
たまたま、有る神社の正式参拝に参加することになり、その後の直会からです。
会場に着くと、夫の隣にとこちゃんが座っていました。
「すみません。そこ私の席です。」と言うと、「じゃ、あなたの隣に座っていい?」
いろいろ話をしました。
「ところで、あなたはどうしてここにいらしたの?」と尋ねると、
「あなたに会いに来たのです」との答え。

私は初対面の人には住所電話番号など教えないのだけれど、
なぜか「いつか機会が有ったらどうぞ」と言ってしまいました。

二日後、とこちゃんは我が家にやって来ました。
そして、うちの木に長いこと抱きついていたのですが、
「この樹、私じゃなくてあなたに、こうして欲しいって言っているよ」と言います。
羅漢槇
その晩、とこちゃんは我が家に泊まり、どこかに帰って行きました。
私も翌日、とこちゃんの真似をしてこの樹に抱きついてみたのですが・・・
私には何も語りかけてはくれませんでした。

でもそれから、面白いことが次々に始まったのです。
まるで、自分が主役のドラマを観ているようで話の展開が待ち遠しい程でした。

それは、今でも続いています。