ペンションの周りもいつの間にか秋が深くなり
紅葉が一段と綺麗になってきました。
庭には
シュウメイギクの残り花や
ちょっと急いだデイジーが枯れ葉の間に可愛い花を・・・・
小春日和の金曜日友人と2人で赤崎の塩田定好写真記念館へ出かけました。
生誕120年の記念年ということで
当主さんの説明も熱がこもっていました。
赤崎の海鮮問屋の住宅は文化財に指定され
かつての海鮮問屋としての隆盛をしのばせています。
絵画のような写真を目指していたとの説明
モノクロの写真が墨絵のように感じられましたね~
これからは写真は工芸になるだろうとの説明でしたが
なるほど手作業での現像には製作者の手加減の面白さと
テクニックが被写体以上にものをいうかも知れません。
興味深く拝見させてもらいました。
そしてどうしても目にいってしまう調度品やお部屋の作り
応接セットとこども椅子、なんともおしゃれ!
トイレですがタイルは陶器、こんなところまでおしゃれ~
出窓の下の彫刻! 本棚、 洋ダンス アンティークな感じが素敵!
お部屋も素敵です。
違い棚には螺鈿の装飾、扉の板も素晴らしい!
真ん中の柱はたがやさん(紫檀)でした!!
写真に写っている火鉢は
懐かしいですよね~
お部屋からはすぐそこに日本海の赤碕港が見えます。
鉄道が発達して海産問屋が下火となり、代々続いた商いから
写真技術を生業として暮らした定好の暮らしがここにありました。
小学生のころ父と一緒に写真を現像したことをふっと思い出しました。
赤い電球がほのかに光る暗室の中
2つの液体の中で浮かび上がる写真にこころ弾んだあのころ・・・・
ずいぶんと時間がたちました・・・・