人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

珈夢ライヴ終了

2012年03月20日 | 舞台
 寒波が再来し、時折小雨がパラつく天候の中、約50名様の観客で
満杯となった狭い会場は、ストーブと照明で暑いくらい。薄着の衣裳
を心配したのは杞憂となり、汗をかいての熱演となった。

 台本をまとめるのに手間取り、本格的な稽古を始めたのは10日前。
記憶力も含め体力が心配だったが、本番はまあ何とか持ちこたえた。

 それにしても本番直前は我ながら驚くほどの疲労困憊状態。“語り”
は実に疲れる。控えの間に衣裳を着たまま大の字になって、ひたすら
頭の中を空にしようと努力したが無駄。次々と台詞が出てきて際限が
ない。早く始まれ!と祈った。

 第一部の語りが終わり、念願の作品を初演した安堵を味わう間も
なく、きものに早変わりして第二部。これは純粋の朗読なので安心し
て演じた。

 客出しで思いがけない方々が来ていたと知り嬉しかった。また、新
しいオファー(仕事依頼)もあって収穫大のライヴとなった。
 親しい友人達が打ち上げもして下さり、感謝。

 日曜日。昨夜泊りがけで来てくれた福井の友人と敦賀マネージャー?
のM嬢とランチ。話が尽きず夕方まで我が家で話しこんで楽しくグッ
タリ。明くる朝まで10時間半爆睡。

 月曜は午後三時までダラリと過ごし、このところ録画して見られな
かったビデオを見た。阪神大震災で九死に一生を得た小説家・高村薫
氏の「これまで其処にあった問題が、震災で顕著化しただけ」という
言葉は的確だと思った。その彼女も今は煩悶している。日常と仕事に
追われる中で、脱原発の声は段々小さくなる。
 しかし決してサイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派=現状を
知らず知らずに支えてしまっている人々)になってはならない。

 福島を元に戻す事は不可能なのか?
 高村氏の言うように「失う」事を受け入れる選択もあるかも知れない。



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