シュールな悪夢

　夜空の星は晩秋の星座でいっぱいだが、生ぬるい空気はまるで春だ。

　このところ起き抜けから体がだるく胃の調子も酷く悪い日があり、そんな明け方は悪夢をみることが多い。

　ある日は借りた本の裏表紙やスペースに、赤いマジックペンで「ここから云々・・・」などと覚え書きを堂々と書いていた。（ゾッ！）
　またある日は東京中央線の最後尾からリュックを背負ってホームへ降りたら外は真っ暗で、屋根も灯りもない暗～い海鼠（なまこ）堤防の上に一人立っているのだった。

　あまりに暗示的な悪夢で、起きた時冷や汗を流しながらヘラヘラ笑ってしまった。

　で、気分を上げるためにも、お客様用にとってあった日用品の類いを（今の状況では無駄だなと気づき）自分で使い始めている。
　こんな些細なことでも日常生活が快適になり、気分も少しは良くなる。
　それと、気が重いことから無理に済ませてしまうと、多少は一日が快適になる。
　
　それでも気分も体も重い日があるが、友人達の差し入れやメールに救われる事も多く、幸せだなと思う。

　今夜も悪夢を見そうな体調だ。
　お風呂をサボり、眠気が来るまで読書して早寝するとしよう。

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