人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

人生の岐路

2021年01月12日 | 徒然
 左手の骨折時に入れた繋ぎ金具を取る手術のため、正月明けに入院。
 手術名は「骨内異物除去術」・・・医療業界用語では「釘抜き」!!・・・驚いたねぇ。
 その釘!?は全部で8本もあり、最長2.3センチ(怖)。

 術後半日で手は使えるようになり、明くる日の朝、凍てつく街をタクシーで無事帰宅。

 お向かいの酒屋さんが、退院以来毎日玄関先を綺麗に除雪してくれるのがとっても有難い!
 私は転んでまた手を折る気がして玄関の外へは出ていないのだ。
 友人達が相変わらず色々差し入れしてくれるので食べ物にも全く不自由していない。
 その上、急ぎの台本を仕上げる仕事もあって退屈もしていない。
 <保険証の上の熊手みたいな繋ぎ金具(長さ4.5センチ)と釘たち>

 「コロナで一念発起。生活のリズムを大きく変え、子供が起きる時間に起き、子供が寝る時間に寝るようにし、子供と過ごす時間が増えた。」という記事を読んだ。
 彼は家事も妻や子供達と分担してこなすようになっていったという。

 そして「ただの人間としての本質的な自信がついた。いざとなれば誰に頼らなくても一人で生きていけるという自信。
それは何ものにも代えがたいものだった。」と語るに至った。
 
 コロナ禍で人生の岐路に立ち、良くも悪しくも日常を変化させた人は多かろう。
 私?は相変わらず目の前のことに夢中になっているだけのようだ。
 ただ水蒸気が地球温暖化の最大原因と知って、ストーヴの上のヤカンから蒸気が出始めたら即ポットに移すのは習慣になった。

 なんだか情けないが、変化を必要としないのは幸せな事かも知れない。
 そして何より、大好きな舞台があるという幸せを噛みしめている。
 

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