ねぶた家の人々 (ねぶたけのひとびと)

2011年1月5日オープン!青森市文化観光交流施設ねぶたの家ワ・ラッセ公式BLOGです。

「歌舞伎とねぶた」から一つご紹介

2021年08月08日 15時55分12秒 | 日記

こんにちは

ササキングです

 

8月2日(月)~6日(金)の期間中に生配信された

「青森ねぶた囃子祭」が終了しました!!

出演した13の囃子団体による力強いねぶた囃子は

見る人にたくさんの元気を届けてくれました

「来年こそは!」という想いがとても伝わってきましたね

出演された囃子団体の皆様、お疲れ様でした 

 

さて、先日もご紹介したワ・ラッセの企画展

「歌舞伎とねぶた ~第1回ねぶたの題材展~」

8月16日(月)まで、ねぶたミュージアム内(有料ゾーン)

開催中です!

ここで展示の一つ、「暫」(しばらく)をご紹介させていただきます

「暫」と言えば東京五輪開会式で歌舞伎俳優の

市川海老蔵さんが「暫」を演じていましたね

 

市川家のお家芸である歌舞伎十八番の一つである「暫」

どういうお話なのかご紹介します

 

【ストーリー】

お家再興を祈願するため鎌倉・鶴岡八幡宮を訪れた「加茂次郎義綱」と

その婚約者「桂の前」一行。大福帳と掛額を奉納しようとしたが、

公家悪である「清原武衡」と家臣たちに言い掛かりをつけられ殺されそうになっていた。

その時、「しばらく」という掛け声とともに鎌倉権五郎景政が登場し、武衡一行を成敗する。

 

歌舞伎十八番の中でもストレートな「勧善懲悪」の演目です

主人公が悪者を退治するというシンプルなストーリーでとってもわかりやすい

それに加えて主役の「鎌倉権五郎景政」の派手な立ち回り、華やかな道具や衣装が

人気の理由でもあります

青森ねぶた祭で何度か登場した題材でもあり、そのほとんどがドンと睨みをきかせる

「鎌倉権五郎景政」の一人ねぶたが印象的な構図となっています

 

そういえば閉園したねぶたの里の入口付近に置かれていた看板も

「暫」が使われていましたね

(今でもあるのかな?)

「暫」

1975年(昭和50年) 青森青年会議所 千葉伸二(改名前の第五代ねぶた名人千葉作龍)さん

 

実物は見たことないけど、写真を見るだけでもかっこいいねぶたですよねー

ストーリーを知ったうえでねぶたの写真を見ていただくと、

「あ~こんな場面なんだ~」「ねぶただとこんな表現がされているんだ~」

というような感じで、また違った目線で見れると思いますので、

歌舞伎・ねぶたの面白さが増すのではないでしょうか

 

「暫」以外にも違う歌舞伎の演目・ねぶたもまだまだ紹介していますので

ぜひ遊びに来てくださいね~

 

ササキングのレポートでした

 

コメント
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