ども吉井です。
台風一過、秋晴れの気持ちいい朝です。
本日は、展示ねぶた紹介第5弾として
千葉 作龍 作 『古事記 日本創生』を取り上げます。
千葉先生は、2009年にも「古事記」を題材にした「古事記 素戔嗚」を制作されています。
昨年は、『古事記』編纂から1300年の年でもあり
青森県板金工業組合 『イザナキ火の神を討つ』 北村蓮明 作というねぶたも制作されました。
『古事記』は日本最古の歴史書とされ、
今日に伝わる多くの日本神話が記されている文書です。
今回のねぶたの題材となったのは
「国産み」の神話に登場するイザナギ、イザナミです。
その後のイザナミより生まれた
天照大神、月読命、素戔嗚尊にまつわる神話、
「天岩戸」、「八岐大蛇」はたびたびねぶたの題材となっており
1981年 青森大学 『天の岩戸開き』 山内 岩蔵 作
1972年 日本通運青森支店 『素戔嗚尊の大蛇退治』 佐藤 伝蔵 作
「天孫降臨」、「海幸彦、山幸彦」、「倭建命」などの話も題材とされてきました。
1999年 ダックビブレ青森ビブレ 『天孫降臨』 北村 隆 作
2010年 ヤマト運輸ねぶた実行委員会 『海幸彦 山幸彦』 北村 隆 作
1977年 青森木材青壮年会 『草薙剣』 石谷 進 作
ちなみに素戔嗚尊の子孫である大国主神は
「国造りの神」であり、出雲大社の御祭神です。
千葉先生は、ねぶたの取材で出雲にも行かれたそうで、
送りには大国主神がいらっしゃいました。
そういえば、現在アウガに展示されている小型ねぶたは
『大国主命 因幡の白兎』 北村 麻子 作です。
勉強になったわぁ~
では