こんにちは
ササキングです
8月2日(月)~6日(金)の期間中に生配信された
「青森ねぶた囃子祭」が終了しました!!
出演した13の囃子団体による力強いねぶた囃子は
見る人にたくさんの元気を届けてくれました
「来年こそは!」という想いがとても伝わってきましたね
出演された囃子団体の皆様、お疲れ様でした
さて、先日もご紹介したワ・ラッセの企画展
「歌舞伎とねぶた ~第1回ねぶたの題材展~」は
8月16日(月)まで、ねぶたミュージアム内(有料ゾーン)で
開催中です!
ここで展示の一つ、「暫」(しばらく)をご紹介させていただきます
「暫」と言えば東京五輪開会式で歌舞伎俳優の
市川海老蔵さんが「暫」を演じていましたね
市川家のお家芸である歌舞伎十八番の一つである「暫」
どういうお話なのかご紹介します
【ストーリー】
お家再興を祈願するため鎌倉・鶴岡八幡宮を訪れた「加茂次郎義綱」と
その婚約者「桂の前」一行。大福帳と掛額を奉納しようとしたが、
公家悪である「清原武衡」と家臣たちに言い掛かりをつけられ殺されそうになっていた。
その時、「しばらく」という掛け声とともに鎌倉権五郎景政が登場し、武衡一行を成敗する。
歌舞伎十八番の中でもストレートな「勧善懲悪」の演目です
主人公が悪者を退治するというシンプルなストーリーでとってもわかりやすい
それに加えて主役の「鎌倉権五郎景政」の派手な立ち回り、華やかな道具や衣装が
人気の理由でもあります
青森ねぶた祭で何度か登場した題材でもあり、そのほとんどがドンと睨みをきかせる
「鎌倉権五郎景政」の一人ねぶたが印象的な構図となっています
そういえば閉園したねぶたの里の入口付近に置かれていた看板も
「暫」が使われていましたね
(今でもあるのかな?)
「暫」
1975年(昭和50年) 青森青年会議所 千葉伸二(改名前の第五代ねぶた名人千葉作龍)さん
実物は見たことないけど、写真を見るだけでもかっこいいねぶたですよねー
ストーリーを知ったうえでねぶたの写真を見ていただくと、
「あ~こんな場面なんだ~」「ねぶただとこんな表現がされているんだ~」
というような感じで、また違った目線で見れると思いますので、
歌舞伎・ねぶたの面白さが増すのではないでしょうか
「暫」以外にも違う歌舞伎の演目・ねぶたもまだまだ紹介していますので
ぜひ遊びに来てくださいね~
ササキングのレポートでした