フレンチブルドッグ ウォーホル日記。

フレンチブルドッグ服専門店INMYLIFE potemkineの看板犬ウォーホルとルーシーの日常。

ルーシー。

2014-05-31 23:59:00 | ペット
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ルーシーは元々、妻のお父さんが飼い始めた子でした。
しかし、ルーシーが1歳の時に義父が他界。それからは妻が主に面倒を見ていました。
そして、ルーシー3歳の時に自分達が結婚。妻と共にルーシーもウォーホルの元に嫁入り。
めでたく(?)僕と妻とウォーホルとルーシーとの生活が始まったのでした。


そんな経緯なので僕の中でルーシーは、“ずっとお義父さんから預かっている”
ような気持ちが強かったんです。
だから、いつでもふらっとお義父さんが「ほい、家に帰るぞー。」と
ルーシーを迎えに来るような感覚を持っていました。
もちろんこれは僕だけの感覚で、妻にしてみれば亡き父の忘れ形見であり、
しっかりと“ウチの子”という気持ちで居たと思います。


そんなルーシーの様子が「おかしいな」と思い始めたのは一週間程前でした。
背骨やあばら骨が浮き出て激やせしているのに、お腹だけパンパンに膨れているのです。
この一週間程、ご飯をあげても半分しか食べない日が続いていましたので
そのせいで痩せちゃっているのかな?なんて思ったりもしていました。
元々偏食気味で普段あげている手作り食を嫌がって食べない事もよく
ありましたから、いつもの事だ、程度に思ってしまっていたんです。


でも、前回の日記で書いたプールで遊んでいる時に
「この体つきは明らかにおかしいよね」となり、動物病院へ行きました。
今までの経緯を話し、血液検査と簡易的なエコー検査をしてもらいました。
ひと月半前に血液検査をしてもらった時には、全ての数値がほぼ正常だった
のに、今回はある数値だけ飛び抜けて異常な数値を示していました。
エコー検査はとりあえずの簡易的なものだったので正確には分かりません。
翌日、半日だけですが検査入院する事になりました。


夕方迎えに行き、見せられたエコーの画像にはお腹にビッチリと詰まった
腫瘍が映っていました。
そして、「これはすぐに取ったほうがいい。
手術は今夜でもいいし、明日の夜でもいい。」との事。
人一倍甘ったれのルーシーをこのまま置いてそのまま手術させるのは
あまりにも可哀想だったので、翌日の夜に手術をする事にしました。
先生からは「これほどの大きさの腫瘍だと摘出出来ない場合もある」
とも言われました。


そこで初めて「ルーシーが死んじゃうかもしれない」と思いました。
そして、「ルーシーは預かってる子なんかじゃ無く、ウチの子だ」と思いました。
ひどい話ですが、ウォーホルが死んだ時には号泣しちゃうと思うけど
ルーシーの時には泣かないんじゃないかなー、なんて思っていたんです。
でもね、泣いちゃうんですよ。いざ、ルーシーが死んじゃうかもしれない状況になったら。
「順番が違うだろ」とも思うし、
「オマエはそんな事でくたばるようなキャラじゃないだろ」とも思うし、
なにより「大事な我が子」ですから。


家に帰ってもちょっと考えるとため息と涙が出てきそうになる中、
ヤンチャしまくりの2歳の息子に救われました。
もう、そんな事を考えてる暇が無いくらいにハチャメチャしてくれるので
あまり深刻に考えずに居られたんです。


そして、翌日の夕方から入院。
翌朝には迎えに来てもらって大丈夫、と言われました。
夜、病院を閉めてから手術ということで、夜10時頃に
電話で「無事終わりました」と先生から連絡がありました。
「摘出出来ないかも」と言われていたので、「とりあえず全部取り除けた」
と聞いて少し安心。
でも「とても大きな腫瘍を取って体に相当負担があるので
翌朝に連れて変えるのは無理。でも顔を見に来てやって下さい。」
との事。何とも言えない気持ちのまま朝を迎えました。


今朝一番で病院へ行くと、点滴をしたまま歩いてこちらに向かってきます。
その姿を見て先生は「これだけ元気だったら連れて帰っても大丈夫」と
言ってくれました。
でも、摘出された腫瘍を見てビックリ。1.5キロもあるものでした。
先生も「ここまで大きいのを取ったのは初めて。かなり大変だった。」
とおっしゃっていました。
もっと早く気付いてやれなかった事が本当に申し訳ないです。


家に帰って来たルーシーはさすがにしんどそうで
ずっと横になっていましたが、ウォーホルが寄って来た時には
なんだかものすごく嬉しそうでした。
ウォーホルは全然そんな感じでは無かったんですけど・・・(苦笑)


夜になり、少しずつ元気になって来てるのが分かります。
でも、しばらくは安静にしておかなくちゃいけないからね。
腫瘍自体の検査結果が分かるのはまだ先だけど、
このまま何も起こらないでいてくれたらなあ。
いつも「ルーシーはきっと不死身なんだろうな」と思っていたくらい
元気の有り余っていたルーシーの事だから、
きっと頑張ってくれると信じています。

とりあえずさ、美味しいモノをいっぱい食べて体力をつけて
ウォーホルと公園で走り回れるようになろう。
今年の秋は、みんなで旅行に行きたいね。


ルーシー、よく頑張った。ありがとう。