何十年ぶりかに、今時のプロ歌手が歌う「長崎の鐘」を聞きました。
心に沁みて涙がとめどなく溢れました。
ウクライナの悲惨な現状が同時に脳裏を過ったせいでしょう・・・
確か昔は、藤山一郎という日本を代表するような歌手が歌っていました。
確かな旋律を美声で淡々と歌うだけで、詩を歌いきっていませんでした。
永井隆医学博士が原爆で愛妻を亡くし、自分も被爆して余命を宣告された中でも死ぬまで医療活動を続けられたという偉大な人のようでした。
それを詩人サトウハチローが詩に起こし、古関裕而が作曲した名曲ですね・・
永井博士は数年は生き延びたものの、愛妻は現場に骨となっていて、その傍には身に着けていたロザリオが形見として残されていたそうです。