姉の旦那様であるNさんは、横浜国立大を卒業して、日本を代表する大手企業に就職し、定年まで働き、その後私大で教鞭をとった方でした。
頭脳の優れた方でしたが、80代になると認知気味になりました。
認知は段々に進みゆき、今は殆ど何も分からない状況です。
とある、立派な施設に入所して、穏やかに過ごされています。
素晴らしい家を残し、姉が使い切れないような大金も遺され、生涯姉一人を守り、本当に感謝してもし足りないような義兄なのです。
子供のいない姉夫婦ですので、私が彼らの財産管理を任されています。
ですから、私が持ち出すことなど一切なく、有難いことです。
認知になって久しいのに、姉が靖子ちゃんと言うと、ハッキリわかるのだそうです。
そんな義兄ですのに、私がしてあげられる事は僅かです。
毎月の掛かりを払い、季節変わりに衣類を届け、お世話になっている職員さんへの付け届け、今はコロナで面会も叶いません。
91歳におなりなので、何かあれば駆け付け対応する、そんな事くらいです。
姉がどれほどお世話になったことか・・
若い頃から仏様のような方でした。
義兄でなければ、今の姉は居りません。
本当にありがとうございます!


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