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青空ーすべてはバランス

何かがおかしいー⑤発達障害と学校

2022年4月21日(木)晴れのちくもり
ちょうど過ごしやすい気温なので、庭の手入れをした。
芝桜が満開だ。


前回は行政の取組みを少しだけ見てみた。
子どもたちは大きくなり小学生となる。
考えてみると、小学生になるとクラスができて、勉強が始まる。テストもはじまる。先生が多くの生徒を期日までに学習指導要領に従い学力を確実に高めていくことが要求される。それは先生の成績にもなるし学校の成績にもなる。
大変厳しい環境の中に置かれることになるのだ。

私は興味深い記事を見つけた。
「東洋経済ONLINE」では、特集を組んでこの問題に取り組んでいる。
現在、第1回から第4回まで掲載が進んでいるが、あと1回、第5回まであるようだ。
この記事を読んで、教育現場の実態を垣間見た。
発達障害の児童はこの13年で10倍に増えている
成長過程の脳への長期的な影響はわかってない 
独自調査でわかった「4歳以下」への投与実態 
薬を飲むだけでは生きやすくならない 

以上が現在掲載されている記事の内容だ。クリックで記事を見ることができます。

デリケートな問題なので、記事から若干抜粋して、各回でどんなことが書かれているかを示してみる。
第1回は、
・・・「小さいうちのほうが少量で済むから、薬を飲んだほうがいいですよ」「薬を飲んで落ち着いた子もいます」都内の公立小学校に通う息子が小学3年生のときのこと。~~~学校の面談で特別支援教室の教師から言われた言葉に戸惑った。・・・
こういう内容から記事が始まっている。学校側がすぐに薬の服用を勧めるという内容だ。

発達障害なのかどうかをどう判断するのか?という問題もある。
・・・小学6年生の息子がいる別の女性は、「ちょっと問題があると発達障害を疑われる」と憤る。・・・・

第2回では、薬服用による様々な状況が見えてくる。
国連の子どもの権利委員会は2019年、子どものADHDの診断と向精神薬の処方が増加していることに深刻な懸念を示し、その根本的原因について研究を実施することを日本に要請している。
しかし、国連の勧告に反して、向精神薬の服用はより低年齢の幼児にまで広がっている。

第3回では、薬に安易に頼りすぎる状況と服用する子供の低年齢化を知る。
「今は学校、保育園、行政の子育て相談窓口などあらゆる場所で、『お子さんは発達障害の可能性があるから、病院に行ってみたら』と言われている。ここに相談に来る子どもを見ていると、どう見ても『障害』があるとは言えない子までもが、発達障害やそのグレーゾーンと指摘されています」 

第4回では、いじめに発展する実情を知る。
〇〇は7歳のとき、発達障害の1つとされるアスペルガー症候群と診断された。集団に入れない、人と目が合わせられないと周囲から指摘された。小学3年生のとき、担任になった教師から毎日のように怒られるようになった。 
注:アスペルガー症候群は「自閉症」と類似性のある疾患で、広汎性発達障害の一つに分類されている。身近な子ども同士のつきあいが困難、興味が限定的、そして日常の行動がパターン化しやすいといった特徴的な傾向が見られる。

今回は、東洋経済ONLINEのおかげで、かなり詳しい実態のひとこまを把握することができた。
飛躍的に発達障害とされる児童等が増加したことと、行政の指導、学校・先生の立場、薬の服用・・・様々な関係性が音を上げて軋み、苦渋に満ちた状況を作っている。なんともつらくなる。




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