私が想像するに、食品を扱う研究室では日々、早くしろ!早くしろ!と言われながら、新しい食感、健康志向の動向を満たす商品開発のために研究を重ねているのでしょうね。
セルロースは、これからもどんどん進化して広まってくるでしょう。本当に危険な添加物から比べればセルロースは安全だという印象を持ちました。食品添加物として化学的に製造するときにナノレベル(ウイルスとほぼ同じ大きさ。)までに小さくすることには少しひっかかりましたが。
セルロースは、これからもどんどん進化して広まってくるでしょう。本当に危険な添加物から比べればセルロースは安全だという印象を持ちました。食品添加物として化学的に製造するときにナノレベル(ウイルスとほぼ同じ大きさ。)までに小さくすることには少しひっかかりましたが。
〇製造方法
・物理的方法
・物理的方法
木材からは、数種類の物理的な方法によって、とりわけ小さなナノレベルのセルロースを製造する。
・化学的方法
・化学的方法
酵素加水分解法やイオン液体選択溶解法などがある。
木材から触媒を用いて酸化させて繊維を取り出す方法。
木材を細かく砕いたものを水素結合させ結晶化させ、強酸処理する。非常に強度が増すようだ。これもナノレベルの大きさだ。
詳しくは理解できない複雑な化学反応による作業があるようです。私には難しすぎて理解不能です。
詳しくは理解できない複雑な化学反応による作業があるようです。私には難しすぎて理解不能です。
・微生物による
酢酸菌の一種で「ナタ菌」(アセトバクター・キシリナム)という微生物をココナッツ水に加えて発酵させると表面から凝固していく。これがナタデココのようです。つまりナタデココはセルロースなのです。びっくりです。植物のものより純度が高いそうです。
・カニなどの殻
カニなどの殻に含まれるキチン類を精製し、酸を添加し解繊する。
〇活用
・包装・コーティング
・セメント
・自動車車体
・プラスチックフィルムの置換
・衛生・吸収製品
・衣料用繊維
・紙のコーティング
・自動車内装材
・医薬品添加剤
・医薬品結合剤
などなど、さまざまな用途に使われている。
〇食品に添加するセルロースの種類
微結晶セルロース
粉末セルロース
メチルセルロース
エチルセルロース
ヒドロキシプロピルセルロース
ヒドロキシプロピルメチルセルロース
エチルメチルセルロース
カルボキシメチルセルロースナトリウム
酵素分解カルボキシメチルセルロースナトリウム
架橋カルボキシルメチルセルロースナトリウム
例えば、ヒドロキシプロピルセルロースは、セルロースの水酸基を酸化プロピレンでエーテル化することで得られる。
多くは、増粘剤、乳化剤、安定剤として多くの加工食品に添加されている。
〇健康への評価
セルロース類は吸収されず、そのままの自然な状態で糞便中に排出されるとされている。
セルロースのことを考えている時、食糧危機のことが思い浮かんだ。日頃からのこんな研究が食糧危機に役立つかもしれない。人間は日々食べなくてはならないから。
でも、だからといって、食感だ!健康志向だ!といって化学反応で作ったものに商品価値を付加させる商業主義一辺倒には危うさもある。人間の作った化学物質が体に入ってから、体の中の化学物質とどんな化学反応をするのかまでは研究室では考えないと思うからです。
でも、だからといって、食感だ!健康志向だ!といって化学反応で作ったものに商品価値を付加させる商業主義一辺倒には危うさもある。人間の作った化学物質が体に入ってから、体の中の化学物質とどんな化学反応をするのかまでは研究室では考えないと思うからです。