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青空ーすべてはバランス

資源争奪戦

2023年8月7日(月)今日も晴れた。今日は最高36℃となった。暑い日が続いていますが、台風の影響も心配だね。

資源争奪戦
経産省所管の独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構JOGMEC)の技術供与によってアフリカのザンビア全土で重要鉱物資源探査を始めている。

一方、中国は2023年8月1日から半導体素材の希少金属(レアメタル)であるガリウムゲルマニウムの関連品目について輸出規制を始めた。
日本は非常に困る。
ガリウムとゲルマニウム?
世界で生産されたガリウムは550トンで、そのうちの約98%余りの540トンを中国が生産しているという(2022年)。
すごいね!
ゲルマニウムは埋蔵量でみると中国が世界の41%を占め、アメリカに次いで第2位となっている(2016年)。
ひえっ! 
ガリウムとゲルマニウムについては他の国から輸入するというわけにはいかないじゃないの!
さらに、特殊鋼などの生産に必要な「タングステン」は9割以上、リチウムイオン電池や半導体の加工などに利用される「蛍石」は6割以上が中国で生産されて、特定の国による寡占状態になっている。

これまで、レアメタルやレアアースについて理解したけど、寡占状態の種類のものもあれば、産出国に偏りがあるため、鉱種によって市場の規模や価格、主要生産国がさまざまだから厄介です。
たとえば、リチウムイオン電池に使われる「コバルト鉱石」生産の約64%はコンゴ民主共和国に偏在している。
アフリカでは種類によっていろんな国が産出国になり政情不安定な国もある。アフリカのいろんな国と協力関係を持たないといけないみたいだけど、世界各国の思惑も入り乱れている。

バイデン大統領が言ってるぞ!
「アメリカは現在、不幸なことに先端半導体を全くつくれないのだ。0%だ。一方、中国は先端半導体の生産でわれわれの先を行こうと試みている。」アメリカは最先端の半導体を自国でつくれない危機感がある。
 
中国もまだ最先端製品は製造できないと言われているけど、いろんな手段を使って技術を獲得したら、先端テクノロジーや軍事で取り返しのつかない事態になることをアメリカは警戒しているようだ。

アメリカは昔、今の中国にしたように日本の半導体製造にいちゃもんをつけて衰退に追い込んだ、半導体装置に強みがある台湾や日本、オランダにも協力を求めている。
そして日本政府は7月23日から先端半導体の製造装置、23品目の輸出管理を厳しくする措置を始めている。


資料・参考
経済産業省(資源エネルギー庁)HP等による

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