本堂の不動明王に圧倒され、しばらくの間、静寂の中にいました。
ようやく外に出て本堂の左手の方に行くと横手に「観音堂」、正面に「六本滝」が見えます。また、地図で確認してみよう。まず、「六本滝」に行くことにしました。
ここをまっすぐ行くと次第に滝の音が大きく聞こえてくる。
五大(地、水、火、風、空)に識大を加えて六大とすることで六欲を抑え、六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)を清浄にすることから、六大を型どる6つの蛇口から流れる滝に打たれることにより、六欲煩悩を洗い落とすことができるとされる。
毎年、大寒の日にここで滝行が行われます。予約すれば白衣を借りることもでき、一般の人も体験できますが、なにせ真冬ですから、軽々しく考えないほうがいいかも。
滝行は、もともと千巌渓で行われていましたが、修行者の安全のため、明治元年に境内内にこの六本滝を建設したそうです。
しばしこの前に腰掛けてマイナスイオンを体に一杯吸い込みました。
この先に行く前に、滝の右手に「藤水」という所があったので寄ってみました。
富山郷土研究会から刊行されている「越中旧事記」によれば、越後ねち谷という所の盲目のお百姓さんが大岩山にこもっていたところ、霊夢に「この山の滝の脇に藤の木あり、その根より水出づべし。」とお告げがあり、参詣の人に助けられ
藤の水を見つける。その水で心肝に銘じて眼を洗うと、たちまちに眼が開いたとされる。
この藤水(ふじみず)で多くのご利益や不動明王の霊験が報告されているそうです。私もありがたくいただきました。
さて、滝の奥に見える「愛染堂」に向かいます。
平成17年建立(正面 3間、奥行 3間、向拝 1間、出組、二軒繁垂木、入母屋造り)。
愛染明王の他、加賀前田家の不動明王、秘石誕生石、大黒天が安置されています。
愛染明王の他、加賀前田家の不動明王、秘石誕生石、大黒天が安置されています。
おみくじが無人で販売されてました。きれいなカラーのおしゃれなおみくじでしたよ。
さて、戻って「観音堂」に行くことにしました。
建築様式
外観は中尊寺金色堂と同形式の和洋三間堂、屋根は方形造。昭和42年の火災により焼失し、平成8年に建立。
如意輪・聖観世音菩薩が祀られています。一人ひとりのお経の声に応じて姿を現し、その悩みを救うという慈悲深い菩薩です。
御真言
オン アロリキヤソワカ
えっ?向こうにまた滝が見えます!今度は12本あるぞ!行ってみよう!