あれっ?あの人いつもよく食べるけど、何で太らないの?30歳過ぎたら急に太りだした!何で?これまで疑問に思っていたことが、NHKの番組を見ていて判明した。
普通、我々がよく知っているおなか周りについてる脂肪は、白色脂肪細胞という。しかし、違う種類の脂肪があるそうだ。それを褐色脂肪細胞という。
赤ちゃんが生まれてきた時、お母さんの体内との温度差は10℃も低くなる。大人は筋肉をふるわせて熱を作るが、赤ちゃんは、体内の褐色脂肪細胞がヒーターの役割をして、体温を上げる。褐色脂肪細胞は、ヒーターの役割をして熱を作る過程で、白色脂肪からも取り込んでいく。しかし、歳を取るにつれ減少し、30歳代には半分くらいになるそうだ。ただ、個人差が激しく、全くなくなる人もいるし、減少の割合もかなり個人差があるようだ。あまり減少しない人もいるらしい。
・・・・・そいうことだったのか!!!
しかし、この褐色脂肪細胞は、残念ながら、再び増やすことは難しいようだ。首回りや肩甲骨周辺、脇の下などにこの細胞がある。多分、このあたりに血管が集まっており、脳に送る血液を温めるためではないかとも考えられている。実験によると、このあたりを冷やす(寒冷刺激)とこの細胞が増える可能性があることが分かっているが、これも個人差があるし、リスクもある。
最近、白色脂肪細胞の中にベージュ脂肪細胞があることが分かってきた。このベージュ脂肪細胞を増やして活性化させれば、ヒーターとして働き、白色脂肪を燃やすことが可能のようだ。
皮膚の表面にある温度センサーをトリップチャネルという。そして、これは3種類あり、刺激するといいらしい。そして、皮膚だけでなく、口腔内や胃、腸にもこのトリップチャネルは存在するようだ。つまり、食べ物でも刺激できるということだ。
トリップV1・・・唐辛子、黒コショウ、しょうが、青魚(イワシ・サバ・マグロのトロ)
トリップA1 ・・・玉ねぎ、にんにく、和からし、わさび、シナモン、緑茶
トリップM8・・・ミント、ペパーミント(メンチル乳酸)
以上の内容は、下記を視聴したものです。(一部内容が異なります。)
NHK
2018年4月3日(火)BSプレミアム 午後10時00分~ 午後11時00分
発見!“痩せる脂肪”の極意