自分の脳(呼吸)をコントロールしよう!
歌手や演劇やスポーツ選手の皆さんたちが舞台に上がる時あるいは競技会場で出番を待つ間、自分を鼓舞したり深呼吸したりしてストレスの重圧から晴の舞台が台無しにならないよう時間をかけて調整をする・・・。そんな場面をテレビのドキュメント番組か何かで見たことがあるでしょう。
普段から練習に練習を重ねてきたプロの人たちも本番前には相当の重圧・興奮・不安というストレスに頭が真っ白になるようです。それは太古の昔人類が肉食獣と鉢合わせした時のような反応をもたらす。ストレス-part1人類のストレスの原点 - 青空ーすべてはバランス
でもプロのアーティストやスポーツ選手さらには実業家のみなさんで成功している人たちは、ストレスをうまく利用している人たちです。
①まず、この状態を受け入れます。そしてストレスを素直に受け入れます。肉食獣を前にして、「逃げる」という判断を捨て、「戦う」という判断をした!
と自分を鼓舞します。臨戦態勢に入りアドレナリンの作用による「火事場の馬鹿力」を利用します。
②マイナスなことなど考えないことは当たり前です。失敗した時のストレスなど考えず落ち込んだ時のマイナスのストレスは出さない。この本番が成功して歓喜に浸る自分を思い浮かべます。肉食獣をうまく仕留めた!!!成功が現実になる!と自分に信じ込ませます。それは強引ではなく素直にやります。「ここまで練習を重ねてきたから絶対大丈夫!」と思い、目に見えない力に感謝します。ドーパミンの作用により前向きに前向きに持っていきます。
③現代の我々は肉食獣に立ち向かうだけの単純な社会ではありません。呼吸を整えることも必要です。
ノルアドレナリンという神経伝達物質があり、これが増えることでアドレナリンが身体的緊張を生み出します。あまりアドレナリンやドーパミンを放出させても空回りになる可能性があります。バランスが必要です。ノルアドレナリンは脳の青斑核で作られ血中の二酸化炭素の量に敏感に反応します。細胞の一つひとつの中にある酸素を司るミトコンドリアに働きかけ、堂々とした姿勢をとり、ゆっくりと深呼吸することで、ノルアドレナリンの出しすぎを調整します。
この時、日ごろから嗅いでいる好きな匂いをゆっくりとかいだり、軽いストレッチ体操をしたり、心地よい気分と集中力を出し、セロトニン(不足すると不安の原因となる)の低下を防ぎます。
以上の①②③をうまく調整できたら成功間違いなし。
恋人に会い、成功を伝える。「よかったね!」甘い言葉の応酬が「オキシトシン」の分泌と共に続く。
その後は知りません!!!
イラスト:かんちゃんさん