私は、以前何かで「舌にカビが生えるから臭くなる。」と聞いてびっくりしたことがある。カビを取るための舌のお掃除をしなくては!とそれ以来時々舌の状態を見ています。公衆の面前でくさ~い息を振りまきたくないのは誰でも同じ。職場の同僚やお客さまと間近に話をしなければいけない時などなおさらです。
最近新たに知ったことにまたびっくりしています。
まず、口臭の原因となっている物質を知ろう!硫化水素(H2S)、メチルメルカプタン(CH3SH)、ジメチルサルファイド((CH3)2S)の3種類です。
3つの物質のうち、口臭の原因として9割を占めるのが硫化水素とメチルメルカプタンです。硫化水素の匂いは舌苔や歯肉の汚れが原因。メチルメルカプタンは歯周病の時に発する匂いの原因物質です。ジメチルサルファイドは消化器系の病気や薬が原因しています。
舌苔やプラークには細菌が億単位で集まっている。善玉の細菌も存在します。すべての細菌が悪いわけではなく、バランスを崩して悪玉の細菌が多くなりすぎているので、バランスを取り戻す必要があります。
毎日の歯磨きは当然ですが、柔らかいブラシで舌を傷つけないようにして舌苔を取り除いたり、歯医者で歯垢を取り除いてもらったりする他に、次のようなことが有効みたいです。
口の中を乾燥させると口臭を悪化させます。つまり唾液が多いと嫌な匂いを防いでくれます。外出前に梅干しを食べていっぱい唾液を出しましょう。
お酒を飲んだ後は喉が渇きますよね。口の中も乾燥しています。これは良くない状態です。
ストレスも口臭に影響します。ストレスはビタミンCを大量に消費させますから、ビタミンCを補給する必要があります。レモン果汁などをしばらく口に含んでから飲み込むのもいいかもしれません。
腸内環境が悪化している時も口臭に影響します。腸というと乳酸菌が思い浮かびますが、まさしく口の中の悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌を増やしてくれるのも乳酸菌だそうです。ヨーグルトの乳酸菌がいいようです。飲むタイミングは就寝前。お腹がすいている時は、お水を飲んでからにした方が胃酸で菌が死んでしまうのを防ぐ効果が高まる。ヨーグルトは一気に飲んでしまうのではなく、舌の上に少し含ませてから飲んだ方がいい。もちろん、その後歯磨きしましょう。(歯を磨いた後は善玉菌も減少するけど、寝ている間に増えていく。)
最近、私は菌が腸まで届くように自分でヨーグルトを作っているから効率よく食べるようにしています。
参考・・・甘酒とケフィアヨーグルト作ってみました!
参考:乳酸菌LS1が特に効果があるようです。東海大学医学部・古賀泰裕教授の研究グループが健康な人の口の中から発見した乳酸菌。この教授はLG21も開発している。このLS1は歯周病の病原菌を予防・抑制する効果がある。ポテトチップスで有名なコイケヤと共同研究開発して商品化している。LS1が含まれている商品は、すぐに飲み込まずにしばらく口に含んでいることが大切です。