信じられないくらいこの番組は世の中の批判をしていると思いました。
そもそも古くからその土地に生息している妖怪たちは、普通の人間から見て
変わった現象
が擬人化(妖怪ですけど)されていたりする場合が多い→
山を登る途中で異常に疲れる。これは妖怪○○のせいに違いない。とか
小豆洗い の場合は、本当は人間のおじいさんが川で小豆を洗っていただけなのに
その姿が人々の印象に残り、あとから小豆を洗っていたおじいさんに
ストーリーを付け加えたもののような気がする。
現代では妖怪というよりも怪談話としてそういう話は面白おかしく創作される。
しかし注意深く誰それという記述はぼやかす書き方をされる。
さすがに現代は調べると、すぐうそや誇張があるとばれるし
その人間の関係者が黙っていないからです。
ところで妖怪と一緒にされていますが、お岩さんというのは妖怪じゃなくて
幽霊ですよね。
しかもお岩さんという人物実在していて伊右衛門も実際にいた。
だから調べる人が出て、調べてみると仲良く暮らしていたという…
話だったりする。
ではどうしてそんな話が生まれたんでしょう。
ここまで書いてなんだけどこの話を詳しく掘り下げる事はしないです。
妖怪シェアハウスのお岩さんはそこに存在して欲しい可愛い幽霊なので。
ただこのお岩さんは、伊右衛門の仕打ちがまだ心に残っているので
自分と同じようにひどい男に苦しんでいる女性を見ると
一緒に泣いたり怒ったりします。
とくに目黒澪という女の子は人に騙されやすく一人で我慢して頑張って
ボロボロになる子なので
「澪は放っておけない。澪が心配よ!」
となるのでした。
妖怪シェアハウスの者達も頑張り屋で騙されやすい澪を優しく包み込むのでした。
妖怪シェアハウスパート1は、そんなひどい人間から澪を救ったり
時には番長皿屋敷のお菊ちゃんが井戸から可愛く登場したりという話でした。
しかしパート2からは変わってきて
現代の人間のやった事が妖怪達に蓄積されてしまって
妖怪が闇落ちして人間に悪い事をする…
のですが
見かけは異様ですけれど、やっている事はだいたい人間がやっている事の
模倣なんです。
妖怪が闇落ち→人間の模倣犯になった
という話です。
なんで妖怪は死なないのに、人間に高い化粧品を売ったり詐欺したりするの
という…
特に山びこのやった事って、もろ私が敵視する行為なんですからね…
山びこは出版社に勤めていて、新人を養成するんですが
無理な注文をして休み無く小説を書かせる。そして
ゴーストライター
として
書かせただけで名義は違う人物に差し替える…
ま、これは山びこの勤める会社DDBのやりかたです。
で、澪が正気に戻って
「こんな事は嫌です!」
と叫ぶと、山びこは
澪に即退職しろというメールを送り
それだけではなく澪の偽情報を業界に流したりSNSで投稿したりするのです。
「澪は2股~~男癖が悪い」「過去こんな女だったよ」「小学生の〇を〇した」とか。
最後のは、犯人の顔を目黒澪の顔に差し替えて
コラ動画を制作しているのです。
ここのシーン、本当に私がむかつくシーンです。
しかも山びこは、正体を現す前の闇落ちした姿が
「俺はエコーチェンバーだ」
って!
エコーチェンバーって妖怪の名前か!
と驚きました。
すごいですね…妖怪シェアハウスの脚本家って
と思いました。
ところで妖怪シェアハウスはあと1回残っていて
そして映画も6月にやるそうです。
私は
だいだらぼっちが何故闇落ちしたのかを見届けたいと思います…
だいだらぼっち役の六角精児さんは
相模原で育ちました。
※お歯黒妖怪の場合は、西洋化されて日本の良い文化が廃れたというさみしさ
哀しさが要因らしいので、だいだらぼっちもそういう類の原因かもしれないけど…
河童の場合は環境問題を提示していたので、鬼太郎を思い出したりしました……
※誤字が見つかりましたので、加筆修正を致しました😅
トップ画はお岩さん役 松本まりかさんです。
澪が就職先を変えるたびに変になって帰る。と
「MIーOー!」
と砂糖菓子のような声のまりかさんが叫び澪に駆け寄るので…
猫の系統の妖怪さんかなあと思う…可愛さです。