久しぶりに投稿です。
今座頭市がtvkで放映されているので。
しかも勝さんが監督の巻は、凄く女優さんを美しく哀しげに
撮るのです。
普通のスターなら自分をカッコよく撮るのが優先だろうに。
そういうのを観て久しぶりに書きたくなりました。
今回、由美かおるさんがヒロインでおようの役です。
(由美かおるさんは、昭和の時代劇のヒロインで活躍していた人です。)
廓の世界にいて、絶望的に嫌になり何もかも捨て逃げた女およう。
廓の用心棒がそんなおようを探しに市のいる漁港の小屋にあらわれます。
そこにおようがいないとなると早々といなくなるのですが
小屋の男達は
「どうせ女を買ったり売ったりして生きている****だろう」
と嫌なものを見たような目でひそひそ言います。
おようは座頭市に会い、何度も命を救われました。
その時おようは
「私を抱かないの?」
と言いますが座頭市は
「悪い道を歩いてきたんだねぇ」
と憐れむように言います。
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ここ、カッコイイんです😊
由美かおるさんもこういう役でも儚いお人形さん
のように愛くるしいですよ。
おようはもう座頭市のために生きよう!
と前を向くのでした。
藍染屋のお店におようは勤めだし、二人は暮らします。
そして座頭市の仕込み杖は、おようが自らの髪を切って結わき
「これを抜いたらおわりだから」
と言います。
おようが勤める店の主人はチラチラおようの体を盗み見していて
前から勤める女の人から
「あの人は手が早いから気をつけなさい」
と言われます。
一方、市は見えないのにおようのために部屋の掃除を忙しくして
待つのでした。
二人は普通の人達の中に身を置き
これまでとは違う生き方をしようと頑張るのですが……
これだけでも面白そうでしょう?
とにかく勝さんのドラマは女や弱い者に優しい。
だから本当の優しさとはこういうものだと
教えてくれます。
殺陣のシーンもこれほど凄いものはなかなか無いと思っています。
勝さんの座頭市は唯一無二です。
それではまた😄