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軍艦防波堤「樺」

2024年10月01日 | 艦船漫歩

片島魚雷発射試験場跡から歩いて5分ほどの所に、駆逐艦「樺」が防波堤になっている場所に行ってみました。

「樺」は、1932年に除籍された初代の駆逐艦。

「歴史群像」によると、この防波堤は1933年(昭和8年)6月に完成したそうだ。

駆逐艦「樺」の歴史を書いた看板は全くなかったが、防波堤のすぐそばに、昭和28年の工事と平成26年の延伸工事の碑が建っていた。

おそらく手前が昭和28年で、奥の白っぽいコンクリート部分が平成26年に延伸された部分と思われる。

新しく延伸された部分から陸地をのぞむ。

「樺」が眠っているとすると、途中まで消波ブロックに囲まれた一番低くて古い防波堤の下に眠っているのではないだろうか。

この防波堤からは、片島魚雷発射試験場跡が見えました。


片島魚雷発射試験場跡にいってきました。

2024年09月27日 | 艦船漫歩

長崎県の川棚町にある、片島魚雷発射試験場跡に行ってきました。

 

百年を越える施設が現存しているなんて不思議な感じがします。

 

 

設置されている看板には以下の事がかかれていました。

 

片島魚雷発射試験場跡

佐世保鎮守府が開庁されて間もなく、海軍工廠が佐世保湾の北岸に開設された。この工場で製造される魚雷を実地に発射試験するために大正七年(一九一八年)川棚村三越郷の片島に魚形水雷発射試験場が設置された。発射した魚雷の進行状況を頂上の観測所から観測し性能試験を行った。

太平洋戦争勃発後、昭和十七年(ー九四二年)川棚に分工廠が設置されたことに伴い、魚雷発射場の施設がさらに拡張され、その際に片島は海峡が埋め立てられて陸続きとなった。

平成十八年(二〇〇六年)

川棚町教育委員会

 

魚雷試験場跡は、片島公園となって詳しい設備などの説明版もあって非常にわかりやすかったです。島全体が、試験場になっていたことが良くわかります。

 

 

空気圧縮ポンプ室は、屋根は崩れ落ちているものの建物の全体は当時の姿のまま。

 

 

その空気圧縮ポンプ室から、レールが引かれて、発射場まで運ばれたと思われます。

 

 

 

 

 

 

ここに、魚雷を降ろし発射をしたそうです。

 

 


大刀洗平和記念館に行ってきた

2024年09月23日 | 艦船漫歩

福岡県にある「大刀洗平和記念館」にいってきました。

以前は旧駅舎を利用した個人が展示をされていた記念館でしたが、2009年に場所も移動して筑前町立大刀洗平和記念館に変わっていました。

以前の記念館は一度行ったことがあったのですが、新しくなってからは初めて。

展示物も旧記念館のときは97式戦闘機の実物が展示をされていましたが、今回は、「零戦32型」「震電」が加わって3機に増えていました。

「震電」は、機体の高さがあって、搭乗するときは大変だと感じました。

「零戦32型」は零戦のなかでも異端児のような存在で、両翼の先端が短くなって機体のシルエットが他の零戦と全くちがいます。

97式戦闘機も旧記念館の時から変わりなくいい状態を保っていました。この機体の車輪は、松本零士さんが寄贈されて装着されているそうです。

大刀洗は陸軍の飛行学校、飛行場があった場所なのになぜ2機の海軍機が?と思われる方もいると思います。

「震電」は映画「ゴジラ-1.0」で使用したレプリカの機体ですが、「震電」は九州飛行機で開発された飛行機ですし、「零戦32型」は「福岡航空宇宙協会」が所有していた機体で開館にあたって寄贈されたと書いてありました。それぞれ、九州繋がりで、この地に羽根を休める理由があったのですね。

展示物の中には、出撃前に家族にあてた手紙の展示もあり、知覧の祈念館の時と同様に涙を流し、あらためて今の平和と先人の方々に感謝するとともに、「これからもしっかりと生きていこう」と心に誓った次第です。

館内は、機体の撮影だけOKです。しかし動画はNGですので注意してください。

 


軍艦防波堤

2024年09月10日 | 艦船漫歩

いつかは訪れてみたいと思っていた北九州市にある「軍艦防波堤」に8月に行ってきました。

市内からすぐだろうと思っていましたが、意外と遠く感じました。この3隻が並んで防波堤になったころは周りは海であったことが信じられなく陸地ばかりで月日の経過を感じます。

「柳」は艦首もほぼなくなり艦尾から見ると防波堤と面一にほぼなってきました。

説明版も新しくなって、3隻の歴史を伝えてくれています。

この「柳」の向こうに、「涼月」「冬月」が眠っています。

現在も、「柳」「涼月」「冬月」の3隻が見えずとも存在している事がとても不思議に感じます。

機会があればもう一度いってみたいですね。


宇佐市平和資料館

2024年09月03日 | 艦船漫歩

大分県にある宇佐市平和資料館に行ってきました。

ここの資料館には、「永遠の0」で使用した零戦21型が展示をされています。

駐車場は広く、車が置けるかどうかの心配は全くいらなかったです。

館内に入ると、いきなり零戦がお出迎えです。

リアルな映画だけあって、レプリカとは言えよく出来ています。

階段を上ると、コックピットを見ることが出来ました。

零戦21型で自分自身が一番気になる所は、スピナーの形状です。「とんがっているのは21型じゃない!」と勝手に思っていますが、このレプリカは形状がすばらしい!21型のスピナーはこれでなきゃね。スタッフのこだわりをとても感じました。

撮影用のコックピットも展示されています。座ってみたかったー。

宇佐海軍航空隊の全景が、模型で再現されていました。

模型での再現は、大きさも形も把握がしやすくて見入ってしまいました。

桜花のレプリカも展示

宇佐市内には、まだまだ戦争遺構が残っていて、じっくり一日かけて見て回る事が一番いいかと思います。私は、寄ったという程度だったので少し残念でした。

艦爆標的など今でも残っている事自体凄いですね。

もう一度訪れてみたいですね。