ヴェロックスとプルクラ

2019-04-22 22:23:18 | 血統
昨日の東京3R、3歳未勝利戦には自分の出資馬は出ませんが注目していました。金子オーナーのプルクラが出るからです。プルクラはジャスタウェイ×Monsun、ヴェロックスと同じ配合、同じ馬主です。

もともと金子オーナーは配合で狙う馬主だと思っていて、ジャスタウェイ×Monsunは実質この2頭しかいませんし、金子オーナーが持っているジャスタウェイ産駒もこの2頭しかいませんので、これは完全に狙いにいったのだと思います。

が、なぜこれを狙えるのかがわかりません。Monsunは異系でサドラーズウェルズなどと相性が良いことはよく知られています(日本ではフランケル× Monsunのソウルスターリングなど)。なのにジャスタウェイ?

ジャスタウェイはハーツクライ×ワイルドアゲイン×北米牝系。ハーツクライのMy Bupersと4代母Blue Doubleの関係が配合の核と言われていたのでそこを狙うならわかりますが、金子オーナーが狙いにいったのはおそらくジャスタウェイの母父ワイルドアゲインのHyperionとBlandford。ワイルドアゲインはHyperion 4×3、Blandford 5×6。MonsunはBlandford 系でHyperion 5×5、Blandford 6×6。いずれもノーザンダンサーを経ないHyperionであるのが特徴。

ジャスタウェイはノーザンダンサーを1本しか持たないのでノーザンダンサーを強めに入れるのが定石のように思います。アドマイヤジャスタもアウィルアウェイもそんな配合。

Monsunは明らかに前受けして良い血統で、その意味では先行して強い川田や石橋脩が乗っているのにも意味があるのでしょう。つまり金子オーナーはジャスタウェイを先行してこその馬だと見ていたということで、ジャスタウェイ産駒を見るときはHyperionの濃さを見てみようと思います。
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