キャロットざっと見 その1

2020-08-13 15:21:00 | キャロット募集2020
今年度のキャロットの募集馬が確定しましたので、例によってざっと見ていきます。

配合C・父母のポテンシャルA

ディープ×ストリートクライ系。母はアメリカンオークスの勝ち馬。母父ストリートボスにMachiavellianが入ってるところは評価できますが、祖母Once Aroundの血統がどうにもマイナー感があります。セールで主取となってこちらに来てるようで、何かあるんでしょう。(→追記。レイクヴィラファームのtwitterによると小柄で詰まった体型からか残念ながら主取りになったが問題はないとのこと)


2. ヒルダズパッションの19

配合B・父母のポテンシャルA

ジークカイザー・ヴェルテアシャフト・サンクテュエールの全弟。ジークカイザーに出資してたので血統表ずっと見てましたけど、何度見てもよくわからない。ジークカイザーなんかはエルプラドっぽい小回りがきく馬でした。キャロット史上最高額ですので単純に値段に驚きました。


3. ティズトレメンダスの19

配合D・父母のポテンシャルD

ディープ×Tiznow系×フォーティナイナー系。リローンチ系のTiznowがディープに合うと思えず、他のところもパッとしないです。岡田スタッド生産。セレクトセールで7,040万円で取引されて6,400万円の募集というねじれが起きてますが、それでも高すぎると感じますね。


4. ファイナルディシジョンの19

配合B・父母のポテンシャルC

ハーツクライの配合のコアはやっぱりMy Bupersで、War AdmiralLa TroienneBlue LarkspurSir Gallahad=Bull DogHigh Timeが重要かと。シアトルスルーと相性が良いのも、たぶんシアトルスルーの母My CharmerStriking=Busherの全姉妹クロスを持つからで、Striking=BusherWar AdmiralLa Troienneでできてます。本馬の母父Super SaverBuckpasser(Bupersの半弟) 4×5×5に加えてStriking=Busher 6×6×6もあり、他の箇所もUncomittedなどこれらの血を多く入れていて非常に魅力的な配合かと思います。ちょっとマイナーな血が多いのと、母と祖母の競走成績が良くなさそうなので、ポテンシャルは高く評価できないです。


5. サミターの19

配合D・父母のポテンシャルA

サミターは繁殖牝馬として高く評価してますが、カナロアとの配合ではやはり硬いと思います。サンデー入ってないですし。ダート短距離向きとかになる可能性高いので、配合的には評価しません。


6. ハープスターの19(母馬優先)

配合B・父母のポテンシャルS

カナロア×ディープ×ファルブラヴ×トニービン。配合的には合うと思うんですが、7/8同血のリュラネブラ・ラーレで結果出てないのがねえ。カナロア×ディープも良いと思うんですけど、実績は出てなくて、非力に出るイメージがあります。


7. ルージュバックの19 (母馬優先)

配合B・父母のポテンシャルA

カナロア×マンカフェ。カナロアのもつキングマンボやストームキャットはマンカフェと相性の良かった血で、配合も悪くないと思います。


8. シーズンズベストの19 (母馬優先)

配合C・父母のポテンシャルC

カナロア×ゼンノロブロイ。短距離向きでしょうねえ。


9. ティロレスカの19

配合B・父母のポテンシャルB

母はアルゼンチンG2勝。うち、マイプ大賞はダート1000メートルらしいので、ガチガチの短距離馬。柔らかく出そうなドゥラメンテには合うと思います。ドゥラメンテ×フサイチペガサス系で、Nureyev 5×5。アルゼンチン血統なのでよくわからないですが、悪くはないと思います。


10. ヒストリックスターの19

配合B・父母のポテンシャルA

ドゥラメンテ×ファルブラヴ×ベガ。ドゥラメンテはSpecialがあったほうがよさそうなので、フェアリーキングが入るのは良いんでしょう。エアグルーヴとベガが同じ血統表に入り、トニービン4×3になるのはロマンがありますが、なかなかロマンではうまくいかないんですよね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ストゥーティ、見事に新馬勝ち! | トップ | キャロットざっと見 その2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

キャロット募集2020」カテゴリの最新記事