with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第15話《映画のような恋が始まる?》

2023年02月15日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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おはよー リヴァプールの朝です

前回は朝食なしのプランだったけれど、今回は朝食に行くぞ

確かフロントの横だったよね。


降りてみると、朝らしい光景が目に入ってきました。

すでに新聞を読んでる人、コーヒーを片手にテレビを見てる人。

私もヨーグルト、パン、コーヒーを手に空いている席へ。

ちょうど大きなテーブルが空いています。

テレビの見やすい角の椅子に腰を下ろしましょ


ペアで来ている方が殆どで、それぞれ穏やかな表情で会話を交わしてる。

ホテルでの朝食の風景。

旅で頂く朝食って何だかワクワクしちゃいます。

きっと旅には新しい出会いがあるからですね


なんて考えていると

私に話しかけて来る声が・・・もちろん英語

同じテーブルに掛けてもいいか私に尋ねているみたい。

「もちろん

あら イギリス人って感じじゃない。

彼は私に話しかけてきたよ

「ヤバい


前回の旅だったらドギマギしたまま何も言えないでお終いだったかも。

でも、今回は同じじゃないよ

「私は英語が苦手なの。簡単な英語でゆっくり話してください

そう伝えてみました。


「英語力がアップしたから」じゃなくて、

「英語が苦手なこと」

「シンプルな英語でゆっくり話してほしいこと」を落ち着いて相手に伝えることが出来るようになったってこと。

旅を通して成長したところだね。

「これを成長したって言っていいのか疑問が残るけど

 

彼はとても優しい笑顔でまず自己紹介を始めました。

スペイン人のお父さん、フィリピン人のお母さんとのハーフなんだあ。

フィリピンからリヴァプールの病院へ研修に来ているお医者さんなのね。

私も自己紹介。

リヴァプールFCが大好きってこと。

日本からサッカーを見にリヴァプールにやって来たこと。

でもあまり話せない




すると彼は「日本人って野球が好きでしょ」って不思議そうな表情。

「そうかも。野球はとても人気があるよ」

彼は「春、桜の季節に日本に行ってみたい」とか、

好きな日本食はお寿司とてんぷらとかのお話。

病院でオペの研修の為に滞在しているってこと。

9時30分頃の列車でロンドンへ移動して帰国するとかね。

ゆっくり言葉を選んで色々話してくれたんです。


とっても優しいお医者さんで、笑顔もステキ

「あ~残念

言葉が通じないってこんな会話で終っちゃうんですよね。

こんな時だけ英語をサボってきたことに凄く後悔

 

 

 

 

続く

 


第14話《前回、探検したホテルへ再び》

2023年02月15日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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小さな空港。バス乗り場はあるけれど、もう乗客らしい人はいない。

空港からシティセンター辺りにはタクシーでも£20~30位らしい。

スーツケースもあるし、時間ももう21時になろうとしているし

長旅だったからタクシーを利用しましょ。

乗り場でホテルの住所の書かれた紙を見せて、スーツケースを乗せて貰う。


口頭じゃなくて印刷物を見せる これは今までの経験で実感したこと

へたくそな英語だから間違われたらその後が大変だからね

「あ~あ、またリヴァプールに来ちゃったあ


タクシーの中で、リヴァプールで会う約束した方に到着のメール。

車窓からの景色は木々が多くて田舎の風景が続いてるよ。

当たり前かあ。空港からの景色だからね。

間もなくホテルに到着。



ホテルまでは夜間ってこともあってスムーズ。

アクセスの良い空港って感じ


ここでまたまた失敗

運転手さんが料金を伝えてくれる。

「空港からだし料金はどの位かかるんだろう・・・」

「えっ

よくわかってない私の反応にもう一度料金を伝えてくれる。

空港からだと正規料金に何かプラスされるらしいよ。

「その説明がややこしい


「£20~30って聞いているけど、何だかプラスされるらしい。」

「£40

内心「そんなにするんだー」って思いながらも

「ちょっと高いけど仕方ない

プラスされる料金の説明は全く分らないし£40渡しました。

「あらら

彼はニコニコしながら£20をそのまま返してくれて、お釣りを£6渡してくれた

「なあんだ~、£40じゃなくて£14だったんだあ

「あ~あ、いい運転手さんで良かったあ


相変わらず英語はこんな調子 上達してないなあ。

お釣りから£1をチップとして運転手さんに渡すと、

彼はニコニコしながらスーツケースをホテルの入口まで運んでくれたよ。

「わあ、ホテルに到着

「非常口の向こうの部屋だって知っているし、もうチェックインは任せて


オクトパストラベルの「予約確認書」をフロントで渡してチェックイン終了。

さあ、部屋の案内をバッチリ聞かなきゃ

「エレベータでファーストフロアに行って左に行く

「あれ これだけ

その通り行ってみるとすぐに部屋番号を確認。


『リヴァプールに行きたい人集まれ』を読んでくださった方

覚えてくれているかな

初めてだって言うのに、あの時の部屋は非常口を抜けて、またその次の非常口を抜けて、

ずっと奥の方の部屋だったんだよね。

よりによって初めての時、あんなに難しい部屋だったなんて・・・

さあ、明日からの予定に備えて今夜は「おやずみなさい

 

 

 

 

続く

 


第13話《ジョンレノン空港から「また来ましたよ!」》

2023年02月15日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

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成田を出発した日の夜にはリヴァプールジョンレノン空港に到着

バスに乗って空港ビル内へ移動。

すぐに入国審査。

次々審査を終えて人々は壁の向こう側に消えていってる。

ロンドンの時とは違って、地元の人が多いからか入国審査も速い。

「何だかロンドンの時より簡単そう


いよいよ私の番だよ



女性の方ですね。

彼女は優しく笑みを浮かべて

「英語は話せますか」って聞いてくれたよ。

笑顔の通り優しい人だね。

もちろん自信ありげに

「出来ません」って答える私。


まあ、想像通り職業を聞かれて

「簡単じゃん

すると次の質問は、

「ええっ

とても分り易くゆっくり話してくれる彼女。だけどその内容は・・・

「リヴァプールに来た理由は

「観光です」じゃダメなの~

具体的な答を求められる~

「フットボールの観戦にきました」って答えると、

「どうしてリヴァプールFCが好きなの


「ちょっちょっと待って

理由を英語で答えるの

英語が出来ないんだよ。そんな理由って言われても。

私の英語力でどう表現したらいいの


彼女は優しく微笑んで答えを待っていてくれてます。

でも入国審査の流れは速かったから「入国してないのって私だけ

「う~ん

「サッカーが好きで、ヨーロッパの試合をテレビで観ていました。」

「イスタンブールの試合を観てリヴァプールFCが好きになりました。」

一応そういう意味のつもりで英語で答えてみたけど。

「通じたかなあ・・・


審査官の彼女はにっこり微笑んで通してくれたよ

「ふうっー

辺りを見回すと入国していないのってやっぱり私だけじゃん

みんなどっちに行っちゃったの

スーツケースを受け取らなきゃ。

「どっち

さっきの審査官の女性がまたまた微笑みながら私を案内してくれたよ。

彼女はとても優しかったんだけど、もっと簡単な質問にして欲しかった


そうして夜の空港はもう殆ど人の姿も見かけなくなっています。

やっぱり小さな空港だからね。

お店もコンビニが開いているだけ。他のお店はもうみんな閉まってるよ

まずコンビニに入って今夜のビールを購入。そして小さなコインのお釣りを貰う。

空港でコインのお釣りを頂く。

それはタクシーやホテルでチップを渡す準備は大切

 

 

 

 

続く