with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第40話《同じチケットを持つ日本人の方》

2023年08月12日 | 2015年デュッセルドルフ・ハンブルグ

 

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地下鉄に乗車してしまえば、車内は観戦に行く方々で一杯です。

何も考えなくても、みんなが降りたら一緒に降りてついて行けばいいだけです。

「しかも最寄駅の『Stadion』なら駅名だって分かりやすいし

ドイツ語の駅って読めないから、自分が降りる駅を覚えるのが大変なんです。

地下鉄を降りたら人の流れに沿って歩きます。スタジアムまではすぐに到着しました

 

「観戦チケットのピックアップをしなきゃ

「『FanWelt』で引き換えられるらしいんだけどどこかな

地図で確認すると反対側のようなので賑やかな右手方角をスタジアムに沿って歩きます。

大きな文字で『FanWelt』と書かれた建物がありました。

「確か2番窓口でパスポートを見せるとチケットを受け取れるんだったよね

窓口を見ると2番とあります。

パスポートを見せて、『I am here to pick up my ticket. My neme is・・・』

「もちろんチケットをお願いした会社の案内で教えて頂いた通り伝えただけ

すぐに通じて私の名前のチケット受け取ることが出来ました。

「これで安心だわあ

「チケットとグッズを受け取るバウチャーや食事券が入っているんだよね

それらを確認するために『FanWelt』の建物内に入ることにします。

 

オフィシャルショップがあるらしく、ショップ側はすごく混んでいます。

混んでいない方に移動すると車が止まっていました。

「わあ 車のプロジェクションマッピングだ」選手が紹介されているようです

ここでプロジェクションマッピングを楽しみながら、グッズと食事のバウチャーも確認出来ました。

 

食事のでる特設テントを探しに行ってみることにします。

外に出てきょろきょろすると白いテントが見えました。

「あの入り口に正装したスタッフが立っているところかな

「きっとあそこかも~

VIPチケットを持って入り口に行くと中に案内されました。

中は大きなレストランになっています。スタッフの方が何か言っています。

『○※×※△※□※』

何を言われているのか分からないのを理解してくれたらしくグッズの引換場所に案内されました。

ユニフォームのレプリカを受け取る為にサイズを伝えます。

「私の前に並んでいる方が伝えていたからサイズを言えば良いと分かったの

 

そしてユニフォームを頂けたら次は食事です

「どこに座ったらいいの」すごく広くてどうしてよいのか分かりません。

「どこに座ろう・・・」戸惑っているのに気付いてくれてスタッフの女性が来てくれました。

私のチケットを確認して席に案内してくれました。

「なんだあきっとさっきのスタッフは私の席を確認したかったのね」チケットで席は決まっていたようです。

「テーブルのドルトムントカラーの黄色いナプキンがお洒落

 

席に案内されたら、ビュッフェスタイルなので貴重品だけ持ってお料理を頂きに行きます。

「わあ~い お肉やソーセージ、パスタがいっぱい

角を曲がるとデザートが並んでいます。

その奥の方がバーでカクテルなんかも作って頂けるようです。

お料理を席に運んでいると、スタッフがカクテルやビールを配っているのが見えました

食事を始めていると、私の正面の席に誰か案内されてきました

 

「こんばんは」すぐに日本人と理解して日本語であいさつをしました。

ここで食事をしている日本人は私達だけみたいです。

「チケットをお願いした会社が同じなのかしら・・・」日本語なので尋ねてみます。

彼も同じ会社に同じVIPチケットをお願いしたそうです。

「そうすると席も並びかもね」確認すると観戦の席もお隣

「わあ 心強いわあ

だって彼は海外旅行が豊富で、仕事でも海外に来ることもあるのだそうです。

今回なんてこの試合を観戦するためだけにドイツに来たとこと

「すごいなあ

スポーツ観戦が好きで海外まで観戦に行くという彼と、サッカーの話で盛り上がって、食事の時間をとても楽しく過ごすことが出来ました。

「一人旅は好きだけど、どこかでこうして会話が出来るってやっぱり楽しいよね

お食事をしてお酒も頂いて、デザートが終わったらもうお腹一杯

そろそろ観戦の席の方に移動することにしました。

「自分ひとりで探さなくていいから楽チン」もう誰か頼りになっちゃうと緊張感がなくなります。

「いよいよ試合観戦です ワクワク

 

 

 

 

続く

 



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