with Anne

SCOUSE HOUSEさんのメルマガに寄稿した
2019年までのサッカー観戦記。
そしてこれからの旅の記録です。

第41話《ウナギの寝床?》

2023年02月27日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

館内の説明はすべて英語と、多分オランダ語かな。

矢印に沿って見学していきます。

宿泊したホテルと同じような急勾配な階段。

奥行きの長い建物だから中庭があったり、壁の裏には隠し階段があったり

こうして外からは、ずっと奥の方にまだ部屋があることが気が付かれなかったみたいです。

オランダ式の家屋がとても役にたったんですねえ

日本にも京町屋に「ウナギの寝床」と呼ばれる家屋のありますよね。

館内の中央にある部屋で映し出されているビデオは、

当時のガス室に送られる様子など悲惨な光景の映像です。


アンネフランクのご家族の写真もありますよ。

実際に日記を読んだことがない方でも、ナチスのお話はとても有名だから興味を持てるスポットですよね。

そして出口には「アンネの日記」がたくさん販売されています

その訳されている言語の多さに驚き。

もちろん日本語に翻訳されているものも販売されているよ。

アンネの日記以外にも歴史の本も販売されています。

それらすべてが日本語に翻訳されています。

アンネフランクの家が、世界各国の人々が訪れるスポットだということがよく理解できますね


そしてそろそろ現地ガイドの方との待ち合わせ時間です。

これまでの訪問都市と同じように、このアムステルダムでも、現地で暮らしてガイドをしている日本人の方をネットで探しました。

その方には今夜だけガイドをお願い。

到着して最初の日だと、

初めてのオランダの旅で不安に感じていたところを尋ねることが出来るでしょ

だから到着した夜にこの「アンネフランクの家」と「アムステルダムの夜のスポット」を計画したんです。


外に出て周りを見渡すと、

「あっ 私の名前を掲げている方がいます

アムステルダムに到着して最初の夜の待ち合わせ。

だから私でも移動できそうな場所をお願いしました。

するとアンネフランクの家にお迎えに来てくれるとのこと。

とても心強いですよね。

 

 

 

 

続く

 


第40話《「アンネフランクの家」へ》

2023年02月27日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

トラムをダム広場で降りて、地図と方角をしっかり一致させて歩き出します。

最初のこの作業がいい加減だと迷っちゃうから、しっかり向きを確認しないとね。

方角がつかめなかったら現地の人らしい誰かに確認するのもお薦め。

そしてアンネフランクの家があると思われる方へ歩き出します


初めて歩くアムステルダムの街。

写真で見たのと同じように縦に高くて間口の狭い家がとても可愛らしく並んでいる。

色もカラフルで綺麗です。

歩いていると、途中、途中、運河を渡るよ。

「お~ 水上バスが運河を走ってる

テレビで見たように自転車もたくさん行き交ってる。風を切ってるお顔が冷たそう。


それに何だか今日は警官が多い

それともアムステルダムっていつもこんなに警官が多いのかなあ。

ブルーの制服の警官とよく擦れ違うよ

そう言えば、リヴァプールにいる時、ニューヨークでテロ未遂事件があったらしいよね。

テレビニュースも英語だからアナウンスしてることを理解している訳ではないけれど。

映像を重ねると、

「ニューヨークのタイムズスクエアでのテロの未遂事件」らしかったしなあ。

まあ考え方によっては、警察官が多いってことは歩いていても心強いけどね。


こうして暫く歩くと前方に「アンネフランクの家」らしい建物。

だって子供達が大勢並んでいる! ネットで予約してきて正解だったみたい。



確かチケットを予約済みの人は入口が違うって書いてあった。

並んでいる入口の脇にもう一つ入口がありましたよ

「これかも・・・」

入口を覗いているとご家族で来たらしい人達が扉を開けて入って行きました

「よし

私もご家族の後をついて入っていっちゃえ


印刷したチケットを見せるとすぐに そして何か英語で説明が始まりましたよ

係員はカメラを指しています

「これって多分撮影がNGってことね」

日本でも美術館や博物館等でよくあるパターンですよね。

その後アンネフランクの家だけあって日本語のパンフレットを渡されたよ

やっぱり世界中から観光に来るんですねえ。

アムステルダムっていったらアンネフランクの家は多くの皆さんが目指す観光スポットだもんね。

何はともあれ日本でネット予約したチケットを利用して入場出来ました

 

 

 

 

続く

 


第39話《入場券をネットで予約! これも初めて!》

2023年02月27日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

アムステルダムにある、世界的に有名な観光スポット。

それは「アンネフランクの家」ですよね。

ガイドブックによると入場には2時間位は並んで待つとか

だから比較的空いてる朝一番に観光するのがいい、とのアドバイスがありました。

もちろんアンネフランクの家も行ってみたい。

でも私がオランダの旅で絶対ゆっくり行きたいと思っているのは、

「キューケンコフ公園のチューリップ」と「アヤックスのスタジアム、アムステルダムアレナ」。


アンネフランクの家の為にたくさんの時間は使えないよ

旅行前に自宅でネットを検索していたら、「入場時間の予約が出来る」と投稿されてる口コミを見つけました。

公式ホームページにあるらしい。早速覗くとサイトはもちろん英語。

でもチケットの予約ページはすぐに見つけられたよ 

クレジットカードでチケットが購入できるようになっています。

「旅にパソコンを持ち歩かないから日本で予約するしかないなあ」

「でも英語だよ

「えい

ミスしたって入場券は日本円で1000円程。

「思い切って予約しちゃえ

勢いで入場時間の予約チケットを購入しちゃいました。そしてチケットを印刷。

「完了


このチケットで無事にアンネフランクの家に入場することが出来るかなあ。

ホテルからトラムに乗ってダム広場に向かいました。

「OV-chipkaart」があるから簡単。

スイカやパスモと一緒。カードの残高だけ注意しておけば大丈夫だよ。

それに運賃もカードを利用した方が安いらしいですよ。

こういうシステムはヨーロッパには多いのかな。

ロンドンなんか一区間だけ販売機で購入したら、初乗り運賃って1000円近くするもね。

カードは必需品かも

あとはガイドブックでトラムの駅を確認。

ダム広場でボタンを押して降りたらいいだけです。




ミュージアム広場の向かいにはコンセルトヘボウ。

中央駅に向かうトラムに乗車するとその車窓からは、

「アムステルダム市立美術館」「ヴィンセント・ファン・ゴッホ国立美術館」ちょっと先には「アムステルダム国立博物館」。

観光スポットが次々見えてきます。

この景色を眺めてると、アムステルダムの街に到着したばかりの私なのに、

もうこの街が大好きになっちゃいました


ひとつずつ停留所名を確認しながら、

他の方が降りる様子もチェックしつつトラムに乗っています。

降りるときはどうやってトラムの扉を開けるの ボタンがあるみたいだよね。

赤信号で停車すると、乗せて欲しい人が外からドライバーにアピールしている。

絶対扉を開けないドライバー。停留所のすぐ近くでも一度発車したらもうダメなんだね。

自分がこれから毎日利用するトラム。

利用法のチェックはとっても大切になるよ

 

 

 

 

続く

 


第38話《オランダ特有のお家って?》

2023年02月26日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

ホテルにチェックインしようとして目の前の光景に驚き

その光景とはカウンター脇の階段

「狭くて急だ~

「これって公園の滑り台の階段だよね

スーツケースを持って上がるんですよ ほとんど真上じゃないですかあ。

幅もすれ違うのもやっと位の幅しかないですよ。

上がる時はまだいいですよ。下りる時はどうするのよ~

スーツケースを持ってこの階段を下りるなんて無理でしょ


確か予約の時「オランダ特有の建物で階段が急」と注釈がありました。

「これかあ・・・」



オランダでは「家の間口の幅で税金が決められた」歴史で学習したことがあったかも。

「だからなんだあ。みんな道路に面している家の横幅が凄く狭いのって

写真でも見たことありますよね。間口が狭くて上に高い色とりどりの家。

そんな縦に細長い家々が運河沿いに並んでいるアムステルダム市街の写真。

「これだったんだ みんなこういうお家で暮らしているんだ。」

「階段で足を踏み外しちゃわないのかなあ

驚いている私を見て、ホテルの方がスースケースを持って上がってくださいました。

「逞しい

スーツケースを両手で提げて後ろ向きに階段を上って行くんです。

バックで上がるんです

すれ違うのも難しい幅しかないですからね。


そして案内されたお部屋は一人でダブルベッドのお部屋。

大きなベッドに広い空間。とても華やかな花柄のベッドカバー。

まるでヨーロッパのご家庭にお泊まりするって感じ

ホテルらしくないお部屋です。

これこそがアムステルダムの昔ながらの家を利用したプティホテルなんですね。

ここで旅の疲れを癒せる幸せを感じながら、

「さあ、最初の観光予定地へ出発

アンネフランクの隠れ家を目指しましょ

 

 

 

 

続く

 


第37話《鉄道で移動と違法タクシーとホテルにチェックイン》

2023年02月26日 | 2010年リヴァプール・オランダ

 

この旅の写真はこちら

電光掲示板を確認してホームに降ります。

スーツケースを引いての移動だからちょっと大変。でも電車はたくさんあるよ

「焦らない、焦らない

ホームでもまた電光掲示板を確認。この電光掲示板は日本ほどは正しくないらしい。

ネットの口コミでそんなことも見つけました

「日本の鉄道では疑うことないよね


必ず電車の行き先表示を見た方が良いらしいですよ。

でも走っている電車がホームに入って来た時、行き先を確認出来る自信なんてないです

「よし」周りをキョロキョロ

そして現地で暮らしているらしい人に声をかけてみます。

「次の電車はアムステルダム中央駅に行きますか

頷いてくれたからバッチリね

あっ こんなにまともな英会話じゃないですよ。

「中央駅へ行きたい・・・次の列車でOK」ってな感じで言ってみれば伝わるはず




しばらくすると黄色い電車。

「車両に大きく『1』とか『2』とか書いてある

「これは知らなかった

「どこに乗車したらいいの

「そんな短い停車時間に誰かに質問なんてしてられない

「『2』なら大丈夫でしょ

「一等車とか二等車の意味だよ。きっと」これは想像通りだったみたいです。

一等車と二等車が交互にあるから、日本のグリーン車とはイメージが全然違いますね。


発車して15分程でもうアムステルダム中央駅に到着。

たしか東京駅ってこの駅がお手本だったんだよね。

駅構内は表示に沿って歩くだけ。

トラムの駅がある方の外へ出ると目の前は運河

トラムやタクシーがかなりゴチャゴチャと行き来してる賑やかな駅前です。

「OV-chipkaart」も購入したからトラムに乗車出来るけど、スーツケースも引いてる。

「ここはタクシーに乗っちゃえ


なんかタクシーも日本のように整列して順番にお客さんを待っていない。

でも習慣というか列の前方の車のドライバーにホテルの地図と名前の印刷物を見せるよ。

ドライバーはスーツケースをトランクに入れながら「20ユーロ」って言ってる。

「あれ

「メーターじゃないの

「ちょっと高いかなあ

少し疑問を感じたけれど了解して乗せて頂くことにしました。

こう言う時には交渉出来ないのが英会話力の無さの問題ですよね。


ホテルに到着して20ユーロと1ユーロのチップを渡すと、

トライバーのお兄さんは20ユーロだけ受け取って、チップの1ユーロは返してくれたよ

「良い人だなあ

「ダンキュウェル」

オランダ語で「ありがとう」って言ってみました


後で知ったことですけれど、

オランダではメーターを使わないタクシーは禁じられているそうです。

最近は多くて取り締まりも厳しくなってるそうです。

本当はホテルまでは15ユーロ位の距離らしい

中央駅前にたくさん停車しているタクシーに乗ってそれじゃ、旅行者には分らないよね。

「これも皆さんへの情報になるか


今回の旅で宿泊するアムステルダムのホテルは、ご家族で経営してる小さなホテル。

しかも日本人のご家族が経営しているから日本語で大丈夫。

このホテルのうわさを目にして随分探しました。

「このホテルに宿泊したい

こうしてやっと予約出来たホテルなんです。

そのお話は前半の「第5~7話」のところで書かせて頂いてますね。


ドアを開けると女性の方が日本語で迎えてくださいました。

やっぱり日本語で迎えて頂けるとホッとしますね。

私は日本からのお土産の和菓子をお渡しして、奥にいらしたお父様やお母様ともご挨拶。

春のヨーロッパ旅行ならどうしても叶えたかったオランダへの旅。

「さあ始まりましたよ~

 

 

 

 

続く