WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

ところで、紀勢さんの記憶力。

2012年01月11日 | 紀勢やう考
僕の友人であり、我が楽団の作詞担当でもある紀勢やう子さん(33)。
昨年12/29に我が楽団の忘年会を催した。珍しく紀勢さんが顔を出した。
宴もたけなわになったそのとき、「確か今日、あの人誕生日だったわ、でも名前が思い出せない…」と、紀勢さん。続けて、
「あの、愛知県豊橋市出身で、、
高校の時に浜松に越した、、
三人兄弟の末っ子で、、
村上龍が好きで、、
星座に詳しい、、
箸の持ち方はきれいだけど、茶碗の持ち方が雑な、、
フットサルが趣味で、、
でも高校はテニス部だった、、
でも高校時代はモッズだったって言ってた、、
顔の大きさの割りには手が小さい、、
中田英寿にちょっと似てるかも、、
中央大学仏文科卒の、、
父親がヤマハの設計技師で、、
先祖は三河武士らしい、、」

「あ、本多だ」
僕は答えた。

本多と僕は大して仲良くもない。ろくに彼のことも知らない。
しかし、彼と初対面の時に「ヤマハだけどホンダです。よろしく。」と自己紹介し、なんか明らかに掘り下げて欲しいからエサ巻きましたという感じにムカついて、どうでもいい感じに受け流した、というどうでもいい記憶がそのとき蘇ったのだった。

いつだか本多がレゲエが好きだというので話を聞いてやると、クラッシュやらポリスやらストーンズやらのうすーいレゲエの話をした挙句「ロックとの融合」「人種間の融合」だのロッキンオン読んだ田舎モンの作文みたいな持論をこれみよがししたもんだから、僕は辟易したもんだった。
ちなみに本多はロッキンオンのことを「ゥロキノン」と発音することで冷笑を買うことが一部から知られているのだ。

さらにたまたまサッカーの話題になった時、当事者でもないのに日本代表の人事や戦術に「ポテンシャル」とか「メンタル」とか「ラインコントロール」「ポァゼッション(意味不明)」とか横文字を駆使し熱く持論を展開する彼の姿に「憂国」という言葉すら浮かんだものだった。
また、本多は「これは以前ツィートしたことがあるんだけど」と、いちいち会話に前置くので、僕はいちいち殺意を覚えたもんだった。

そんな本多とも今ではすっかり疎遠になったが、紀勢さんのリサーチ力、忍耐力、慈悲深さに僕は全く感服した。

つか、そもそも名前すら覚えてないやつの誕生日をなぜ覚えているのか、そんなどうでもいい細部をなぜ覚えているのか、つっこみ所満載の紀勢さんの記憶力だが、兎も角、紀勢さんは人の名前を覚えるのが手で、誕生日と属性を覚えるのが得意なのだ。


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