僕の友人であり、我が楽団の作詞担当でもある紀勢やう子さん(33)。
紀勢さんは妖怪にしばしば遭遇する。
特に頻繁なのが妖怪「ふんでんぼう」である。
歩行中になにか柔らかいものを踏んだ感覚がある。が、振り向いてもそこには何もいない。それは「ふんでんぼう」の仕業だ。そうな。
それは紀勢さんの亡くなった祖母、父、兄もよく遭遇するそうで、そのかわいいネーミングは紀勢家代々伝わるものであり、家中では割とポピュラーな存在だそうな。
多いときには、日に40回ほど遭遇したこともあるそうだが、不思議と滑って怪我するようなことは無いそうな。
また、ふんでんぼうに遭遇した日には必ず紀勢さんに向かって、身に覚えの無い猫がニャーと鳴き、身に覚えがある犬がワンと吠え、身に覚えがあるかなしか定かではないカラスがカーと鳴くそうだ。
それは紀勢家の中では、周知の事実であるのだ。
紀勢さんは妖怪にしばしば遭遇する。
特に頻繁なのが妖怪「ふんでんぼう」である。
歩行中になにか柔らかいものを踏んだ感覚がある。が、振り向いてもそこには何もいない。それは「ふんでんぼう」の仕業だ。そうな。
それは紀勢さんの亡くなった祖母、父、兄もよく遭遇するそうで、そのかわいいネーミングは紀勢家代々伝わるものであり、家中では割とポピュラーな存在だそうな。
多いときには、日に40回ほど遭遇したこともあるそうだが、不思議と滑って怪我するようなことは無いそうな。
また、ふんでんぼうに遭遇した日には必ず紀勢さんに向かって、身に覚えの無い猫がニャーと鳴き、身に覚えがある犬がワンと吠え、身に覚えがあるかなしか定かではないカラスがカーと鳴くそうだ。
それは紀勢家の中では、周知の事実であるのだ。