WILD THINK

ラテン楽団「Orquesta de WILD THINK」のバンマスが、日々思うことをダブワイズ

リヨンの紀勢さん

2011年12月02日 | 紀勢やう考
僕の友人であり、我が楽団の作詞担当でもある紀勢やう子さん(33)。
紀勢さんに不思議な現象を感じとる力があることは周知の事実だが、こんな話がある。

実家住まいの紀勢さんだが、過去に一度だけ一人暮らしをしたことがある。学生時代、フランスはリヨンに短期留学した頃のことだ。
その彼女宅のバスルームの石鹸がきれた時期があった。
紀勢さんはふと、笑っていいとものテレフォンショッキングのゲストで福山雅治が出演した際、タモリも福山も体を洗う時には石鹸を使わずシャワーのみで体を洗う、、という話をしてたのを思い出し、それを実践しようと思いたった。

それから数週間、ノン石鹸のバスタイムが続くのだが、、ある日、紀勢さんがお風呂に入ろうとしたら、なんだかバスルームに何某か気配を感じる。
おかしいな、変だな、まずいなー、まずいなー、と思いながらバスルームのドアを恐る恐る開けてみると、「カラン」と、小さな音がした。

その音の主は、石鹸であった。

がらんとしたバスルームの中央にぽつねんとある石鹸ひとつ。
近づいて手に取ると、それは淡いオレンジ色した柿渋石鹸であった。
しかも、2、3度使った程度に角に円みを帯びており、若干の使用感があるのであった。
石鹸はとうにきれている。バスルームは換気扇のみで窓もないし、そもそもフランスに柿渋石鹸は存在しない、それは全く心当たりの無い石鹸なのであった。
紀勢さん、多少訝しく思ったが、ありがたくその石鹸を使い、さっぱりした。以来、シャワーのみで体を洗う行為は止した。曰く、石鹸は柿渋に限るとのこと。


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