ミネルヴァの梟

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FossaPup64 9.6 - thinkpadnerd版

2024-12-07 21:25:32 | 日記
FossaPup64 9.5 更新版と考え、早速、導入してみた。
カーネル更新版 - ファイル複写(計 8個)552MB
・Fossapup64 9.6 日本語化版シンプル  [2024-06-03] size 569.2MB

初回、FossaPup64 9.5 個人保存ファイルをアップデートしてみた。
起動後、日本語入力が利用できなくなり、新規導入に切り替える。

カーネルバージョン
・Linux 6.1.65-amd64
ファイルマネージャーは ROX のほかに Xfce が組み込まれていた。
Bluetooth 対応。

アプリ導入(SFS版)を試みたけれど、起動失敗。
・Google Chrome - Spot設定不可能に苛立つ。
・Wine Portable

FossaPup64 9.5 更新版とは言えない独自の仕様だった。
おそらくライブラリ構成が上位互換を考慮することなく変更されている、と思われる。

Puppy Linux 日本語フォーラムでは、ある投稿者が別の話題だったけれど、FossaPup64 9.6 仕様を「退行現象」として言及していた件を言い添えておこう。使えない。

FossaPup64 9.5 個人保存ファイルはアップデート後、利用できなくなってしまう。
正常な利用ができない、ということであり、更新の際のバックアップは必須だった。
すべては自己責任。thinkpadnerd氏には感謝しよう。Bluetooth対応は Puppy Linux としては画期的と言える。



ことば探査 - 相応しい

2024-11-20 22:00:18 | 日記
きょうのこと、ニュース番組に出演していた萩谷麻衣子弁護士が「そうおうしくない」と発言していたことに「おや?」と思う。還暦近くの人物であり、なぜ「ふさわしくない」と言えなかったのか。

おそらく「相応(そうおう)する」という言い方から「そうおうしい」という形容詞型を言語記憶の領野にとどめてしまったのではないか、と思われる。職業柄、文字資料に接する機会の多い方の言い間違いにおや?」と思った次第。

DuckDuckGo 検索の結果、「ギモン雑学」というサイトがヒットした。
・相応しいの正しい読み方は「ふさわしい」で、「そうおうしい」は間違い。
・相応しいは「釣り合っていること。似合っていること」の意味。
以上、簡潔にまとめられているけれど、端的に「間違い」と判断すべきではなく、なぜ言い間違いが起こるのかを考えるべきだ、と思う。

形容詞型の造語力の高さは「エモい」という最近の言い方からも推察できる。
問題は「ふさわしい」という日本語に漢語由来の「相応」をを宛てて「相応しい」と表記する日本語の文字表記の仕方に問題があるのではにか、と考える。



ことば探査 - 赤と黒

2024-10-09 23:39:12 | 日記

スタンダールの小説「赤と黒」に言及するのではなく、語構成の型(パターン)を考察しててみる。
色彩語を例としよう。試みに単語に含まれる音に注目してグループ化してみる。

色彩語「あ」グループ
・あい(藍)、歴史的仮名遣いでは「あゐ」
・あか(赤)
・あけ(朱)
・あお(青)、歴史的仮名遣いでは「あを」
各語の二番目の音声が色彩の種別を特定する意味上の核心を担っている、と言える。

色彩語「ろ」グループ
・くろ(黒)
・しろ(白)
各語の一番目の音声が色彩の種別を特定する意味上の核心を担っている、と言える。
語構成の型(パターン)は一律ではなく、グループ別の構成上の特徴を持っている。

以上、二グループを取り挙げてみたみた。
上記の六語のうち、形容詞として使える語は「あか」「あお」「くろ」「しろ」だけであり、上代の日本語には色を表すことばは四語だけだった、と言われる所以である。真偽のほどはわからない。

追加情報
岩波古語辞典に拠れば、
・「あゐ」と「あを」は同根。
・「あけ」は「あか」(赤)の転。「あけ」(明け)と同根。
と釈かれており、色彩語「あ」グループとして一括したことに誤りはなっかたと確信できた。
「くろ」と「しろ」の語釈には同根・同源の説明はなく、グループ化の妥当性は確認できなかった。



ことば探査 - まっか & まっさお

2024-10-06 22:32:03 | 日記

語勢を強める接頭語「ま」「まっ」を伴う単語を思い起こしてみた。
なかで「まっか」「まっさお」の語形の問題に逢着、なぜ発音上の母音脱落や子音の付加が起こったのか。

漢字表記すれば「真っ赤」「真っ青」であり、「あか」の「ア」母音脱落で「か」となり、「あお」の冒頭に「s」子音が付加されて「さお」となっている。が、発音上の省力化は納得できるけれど、子音の付加はあり得ない現象であり、なぜかを論理的に考えてみた。

母音脱落の例を挙げると、「あらいそ」が「ありそ」(荒磯)となり、一音分短縮化される。ローマー字表記すれば「araiso」が「ariso」となり、「a」母音が脱落する。「いそ」が音変化を起こしているわけではなく、先頭の語成分「ara」が発音上縮約されて「ar」となったものであり、「まっか」の場合は「あか」が「か」一音になっていることが理解できないなぞとなる。

理解できないなぞを解くためには、幼児語「まっかっか」を援用することで論理的に解釈可能となる。
さらに副詞「かっか」「かっと」を参照すれば、「か」一音の意味に「あか」の意味的な核心が残されてるから、と考えることで、「まっか」は本来、「まっ」+「か」と理解すべきであり、「まっ」+「あか」ではなかった、と推察できる。

「まっさお」の場合は本来、「まっ」+「さおあ」だったのではないか。
「さみどり」という単語がある。若草の緑を表すことばであり、援用すれば「さあお」という語形を考えることができる、青ざめた色合いを表すことばであり、「みどり」より淡い「さみどり」、「あお」より淡い「さあお」であり、「さあお」をローマー字表記すれば「saao」、連続する同じ母音が一音脱落して「sao」となり、「s」子音の付加と見られていたのは接頭語「さ」の母音脱落だった、と捉え返すことができる。
「あお」が接頭語「まっ」を伴って「さお」になったわけではなかった、と了解できる。


ことば探査 - キラキラネーム

2024-09-19 23:59:17 | 日記

来年五月、改正戸籍法が施行されるというニュースに触れ、キラキラネームに考えが及んだ。
キラキラネームの世代とマーケティングの対象として言及されるZ世代とは重なるのではないか。

キラキラネームのもとは、2000年代、DQNネームという冷笑的な言い方だったけれど、2010年代にキラキラネームというマスメディアの造語に置き換わったという。

キラキラネームと言われているけれど、名前がキラキラしているのではなく、名づける親の気持ちがキラキラとした充足感と幸福感とに溢れてがいる、と捉え直すこともできるだろう。

世代論で言えば、新人類と呼ばれた世代がキラキラネームの名づけ親の中核を占めるということになる。
キラキラネームの具体例には触れない。漢字表記の慣用逸脱、伝達性の無視、理解しがたいことだから。

註、参考資料 - Wikipedia 日本語版