水嶋ヒロ：メイちゃんの執事 ＃０９（その２）

クラスメートがひどい目にあった時に無言で自分のせいだ！とパニくって救いを求めるメイちゃんに理人様は首を振るのでした。

「メイ様のせいではありません」

理人様がまず気遣うのはやはりメイちゃんのことなのですね。
犯人捜しより何よりメイちゃんを安心させること優先。
だから、クラスメートのルチアが犯人だと盛り上がっている時もそこに加わったりはしないのですね。
確たる証拠もないはずなので慎重でもあります。


そういう負の方向にメイちゃんを向けさせるのではなく、本郷のじじぃ（すいません）に気に入ってもらうという最善の前向き策の方をおすすめするんですね。


そして、その後、ドアのノックに振り向いて理人様のお顔が美しかったです。

全然なにげない有能な執事の仕草と表情ですが、それすらも美しいです。理人様。

しかし、そんなところで萌えている間にメイちゃんには本郷のじじぃ（すいません）から、詩織様が後継者と告げられる絶望的な宣告が。

この時の理人様の驚愕っぷりがあまりに激しくて、苦しい意味で胸キュンでした。
ここまであからさまに激しい動揺を見せたのは初めてではないでしょうか？
更に本郷のじじぃはすかさず理人様に詩織様についていけと言い、動揺の表情に哀しみが加わった理人様。

Sランク執事の仕事も忘れて、本郷のじじぃに進言するもそれも無視され、メイちゃんを気遣う声をかけるけれど、それも聞いてもらえない。

あげくに理人様の大事なメイちゃんがもう投げやりに＞＜

この後の理人様の態度ってちょっと消極的だと思ったりしなかったですか？
メイちゃんの気持ちを待つだけって、理人様は何もしないの？
もちろん、メイちゃん自身が乗り越えるべきのことではあるんだけど、理人様、ちょっと放置プレイっぽくて嫌です！

と思ってたら、理人様はこう言いました。


「俺の意志はメイ様に示した。
　今度はメイ様の番だ」

確かにそうでした。
理人様はちゃんとメイちゃんにちゃんと気持ちを伝えたんですよね。
ずっと側にいたいとちゃんと伝えました。
理人様が側にいるということは本郷家の当主になると言うことです。
後はメイちゃん側からの意志を尊重したいんですね。
メイちゃんが本郷家の当主になりたくなかったら、身を引くおつもりなんですね？


そういう姿を見てて、理人様って自分の意志は一歩下がったところに持って来るんだなーって思いました。
メイちゃんのことは好きだけど、自分の言葉でメイちゃんを無理矢理動かそうとしないんですね。あくまでメイちゃんの意志が重要。
先週、理人様がメイちゃんの側にいると言ったのはメイちゃんの自分への気持ちを確認したからじゃなくて、理人様自身が仕えたいから仕える。
そこがポイントって書きましたけど、そのスタンスは今週も貫かれてるんですね。
無償の愛って感じで素敵です、理人様。

↑のシーンも逆光で美しかったですね。


だが、しかーし。

そんなことをほんわか思っていたら、ルチア様が学園長から婚約者を奪ったのはメイちゃんのお母さんだとバラしてしまいます。
さすがのメイちゃんもへこたれにへこたれて、それを見かねた理人様、

メイちゃんにビンタ。

自分の意志の押しつけはしないけれど、メイちゃんの為になると思ったら、やる時はやるんですね、理人様。
ひっぱたいた手が本当に痛そうでした。


それから、メイちゃん捜索が始まります。
続きはまた明日。


全然、関係ないんですが。
マンションの掲示板にあった「管理人から」という告知を思わず「理人から」と読んでしまった大バカ野郎の私です。
いつでもどこでも理人様のことを考えすぎ＞＜