間伐材を有効に活用するには木炭にするのが手っ取り早いとばかりに炭にしたのです。炭を研究すればするほど水の浄化土の浄化に最適であることが分かりました。
炭を使うと;
1)土の温度が上がるので微生物が活動しやすい
2)保湿性透水性に優れているため土が蒸れない
3)炭は弱アルカリ性のため腐敗菌が繁殖しにくい
4)多孔質のため微生物バクテリアが住み着きやすい
5)ミネラルを擁しているため微生物バクテリアのエサが豊富である
このような理由から炭をコンポスターに使用すれば非常に効果が上がるのです。
これは今や世界的な重要問題で、解決するのに苦労しているのが現状です。鳥インフルエンザを回避する予防対策を対処的に考えずに根本問題を探る必要がある。養鶏においても養豚、養牛、養魚でも同じであるが、反自然的な養育、飼料に原因があるように思います。もちろん原因はそれだけではないでしょうが。
そのあたりは将来を含めて時間をかけて解決しなければならない問題すが、今早急にと言えば、鶏自体の解毒(デトックス)と免疫力を高めることが一番の近道ではないですか?
それには炭を食べさせることが最適です。いまさら炭の効能を云々しなくても国の関係機関では理解が出来ていると思います。
自然農法・自然循環農法・自然回帰農法...... いろんな呼び名があり、どれも少しずつ方法が違うかもしれません。でもどの農法でも一定の期間は、始めるまでに土に含まれている毒素のためにうまくいかないのです。土の中の毒素がバクテリア等により解毒分解されるのに5、6年掛かるのです。
最初の1年2年は今までの肥料分がありますので作物はそこそこ収穫できます。3年目くらいから収穫が悪くなり実りも痩せていて成績が上がらずガッカリします。
これはほとんどの方が経験しておられると思います。
このようなときに炭を土に混ぜ込んでください。1)炭は土中の毒素を吸着して離しません。そして吸着している間に微生物により分解させて土に返すのです。なんと素晴らしいことか。2)木は生木で育っている間に大地のミネラルを吸い上げて蓄えています。それが炭化されて炭になり土の中に入ると蓄えたミネラルを土に返します。その上、3)普通の土壌では生息しにくい微生物の中でも特に弱いVA菌根菌を活性化させます。
そのVA菌根菌は何をする菌なのか?
この菌は植物の根に寄生してその根の毛細根の発根を促すのです。通常の3倍ほどの量まで増やします。仮に根が10本ある植物が30本に根が増えれば当然吸収する栄養は増すでしょう。私たちが根に栄養を与えるのではなく、自分自身が栄養を捕りに行くのですから病気に強く免疫力が高くなる植物になるはずですね。
このように炭を土壌に混ぜてやれば効果は必ず現れます。それは私だけでなく多くの農業試験場や林業試験場でも実証済みです。炭化温度が平均600度くらいで焼かれたものを使用してください。炭化度が低いとタール分が多く木質部も多いので内部表面積が少なくミネラル分が溶け出しにくい効果を発揮できない炭になります。
男は一度決意したら何が何でも遣り通す。一人になっても遣り通す。死ぬまで遣り通す。自然はたこ焼きです。もっとよい方法が見つかるまで遣り通す。
体に入って来た、入っている毒を体の外に出す。
昔から排毒作用があるのは、1炭、2アルギン酸(海藻のヌメリ)、3海水を天日干ししたもの(日本で言う塩でない)自然海塩。この三つが科学も進んでいない昔から生活の智恵として活用されて来ました。体内の放射能を排出するのに炭とアルギン酸を混ぜた物質で特許を取っている会社もあるほどです。