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25/1/23木13:47毎日のドリンク代500円が会社員生活43年のうちに「774万円の支出」となる人、2716万円の資産になる人 投資"素人"でも老後2000万円問題を余裕でクリア

2025-01-23 13:47:11 | 米国株

毎日のドリンク代500円が会社員生活43年のうちに「774万円の支出」となる人、2716万円の資産になる人投資"素人"でも老後2000万円問題を余裕でクリア_桶井 道様記事抜粋<投資に必要な「種銭」をどのように作ればいいのか。会社員時代から投資を始め、1億8000万円の試算を築いた個人投資家の桶井道さんは「現代人はムダにお金を使っているシーンが山ほどある。使途不明金ならぬ“目的不明金”をなくして、それを投資に回してムリなく運用すれば驚くほどの資産を築ける」という――。(前編/全2回)

だらだら支出を見直すだけで、2700万円の資産!

日常のなかには、もはや習慣になっている「だらだら支出」がたくさんあります。具体例をいくつかあげますが、ほかにもいろいろありますので、自分の支出を見直してみてください。

●ドリンク代

最たる例が「ドリンク代」です。自販機やコンビニで購入するペットボトル飲料や、ランチのときのドリンクがこれにあたります。

もし、これらをマイボトルに替えたら、それだけで数百円節約できます。「ケチケチするなよ」と思うかもしれませんが、投資家目線で考えるとバカにできません。

ドリンク代(および、このあとご紹介するもの)を節約して、1日あたり500円を浮かせたとしましょう。365日継続すると、約18万円になります。ビジネスパーソン人生が22歳から65歳までの43年間と仮定すれば、18万円×43年間で、なんと約774万円です! 774万円は、「老後2000万円問題」のうち、約39%にもあたる見逃せない金額です。

さらに、これを年率5%で複利運用したとすると、恐ろしい金額に跳ね上がります。

月1万5000円(1日500円)×12カ月×43年×年率5%で複利運用=2716万円

年月と複利の力は恐ろしく、だらだら支出を見直して、1日500円を浮かせるだけで、「老後2000万円問題」はクリアできてしまうのです。

●プチ贅沢

「自分へのご褒美」を言い訳にした、プチ贅沢も節約の的です。

しょせんプチ贅沢はプチ贅沢なので、お金がもたらす威力を味わうこともできません。結果的に、満足せずに繰り返し、ムダな浪費につながります。

贅沢をするときは、しっかり贅沢しましょう。そうすることで満足感が長続きし、不用意に繰り返す可能性も低く、お金の威力も思い知るので、節約意欲と投資意欲が増します。

「2次会以降は参加しない」と決めるだけでお金が浮く

●コンビニ、スーパー、百貨店で「なんとなく買う」もの

また、用もなくコンビニやスーパー、百貨店に立ち寄る習慣も止めましょう。寄ると必ず何かを買ってしまいます。

用があっても、お腹が減っている状態でコンビニやスーパー、デパ地下に行くのも要注意です。空腹のときは食欲がマックスになり、ついつい余計なものまで買ってしまいます。本当は欲しくもないものにお金を払った経験が、きっとあるはずです。

●飲み会

「参加する飲み会を絞る」「基本的に2次会以降は参加しない」というのも、私がサラリーマンだったころから実践してきた、だらだら支出を削減するための方法です。

飲み会に誘われるたびに参加していたらキリがありません。毎回3000〜5000円の支出をしているとしたら、年間ではすさまじい金額になります。

お酒を飲んでストレスを解消したい気持ちはわかりますが、実は「意味のある飲み会」はそう多くありません。「上司や会社の愚痴を言っているうちに終わっていた」なんて経験がある人も少なくないはずです。

そもそも時間がもったいないですし、そんなことにお金を使って後悔したことはありませんか? 「2次会以降は参加しない」と決めるだけでも、だらだら支出を削減できます。

そして、アルコールは健康を害する可能性がありますので、ほどほどに楽しみましょう。飲みすぎて、お金で病気を買っては元も子もありません。

●時間外手数料に気をつける

ATMから徴収される「時間外手数料」は、だらだら支出の典型例。高いときだと、300円ほどかかります。一回一回の金額はそれほど高くないように感じるかもしれませんが、年単位で考えれば、相当な支出に膨れ上がります。

病院や保険薬局も時間外料金を加算されるケースがあります。「何事も時間外に使わない」ように工夫してみてください。

●ビニール傘の購入は絶対にNG

スマートフォンを持っていれば、わざわざアプリをダウンロードしなくても、天気予報くらいわかります。それなのに「急な雨」を言い訳にコンビニでビニール傘を買ったりしていませんか? 本当にムダな支出です。

いつも使っているバッグに折り畳み傘を入れておけば、それだけでムダな支出を防ぐことができます。ときどき忘れるハンカチも予備をバッグに入れておきましょう。こうした意識の積み重ねが種銭を生み出し、その種銭が将来を支えることを忘れないでください。

ぼんやり支出を見直すだけで、1800万円の資産!

「定期的に引き落とされる固定費」にも、ムダな支出が隠れています。それが習慣的に使ってしまっている「ぼんやり支出」です。これも投資および節約の天敵です。

固定費や習慣的な支出は、一度カットすれば永遠に節約効果があります。変動費はその都度節約せねばならず、ストレスが発生する割に効果が薄い。場合によっては、生活の質が下がってしまいます。

仕事も節約も同じで、まずはインパクトの大きいところからアプローチしてみましょう。節約でいえば、ぼんやり使い続けている固定費がそれに該当します。

毎月の通信費(スマートフォン)、ネット回線、クレジットカードの年会費……ぼんやり支出を削減できれば、投資に回せる種銭が一気に増えます。

●スマートフォンは格安プランでOK

もしかして、スマートフォンで格安ではないプランを契約していませんか?

スマートフォンの利用料金は、真っ先に削減できるぼんやり支出であり、なおかつ削減効果が大きい。格安SIMを契約するだけで、毎月の利用料金が5000円近く安くなる人もいます。

キャリアのショップで提示されたプランをそのまま契約しているようでは、いつまで経っても節約できませんよ! さらに、スマートフォンは高性能なので型落ちで十分です。

同じように、ネット回線もよく比較検討しましょう。

●ほとんど使わないサブスクサービスは今すぐ解約

「Netflix」や「ABEMA(Abema TV)」など、世の中には無数のサブスクサービスがあります。あなたも、いくつかのサブスクサービスを契約しているはずです。

しかし、なかには利用頻度が少ないものがあるかもしれません。

それ、本当に必要でしょうか? なんとなく契約し続けていませんか? だとしたら、いまこの瞬間に解約してしまいましょう。ほとんど使わないサービスにお金をかけるくらいなら、思い切って解約して、投資に回してください

「だらだら+ぼんやり」支出を見直すだけで4500万円

●ジム通いは本当に必要?

ここ最近、ジムに通うことが一般化し始めています。本格的にトレーニングをしていない人でも、「健康のために」と契約している人も多いと思います。

ジムに通っている(=契約している)ことを、意識の高いことだとする風潮もありますよね。

でも、考えてみてください。そのトレーニング、本当にジムに通わなければできませんか? 自宅でできるトレーニングとなんら変わらないトレーニングをするために、毎月会費を払っていませんか?

ランニングは公道でも可能ですし、たまには隣町までサイクリングなんてのも楽しいと思います。筋トレは自宅や公園でもできます。泳ぎたいなら公営プールを利用すれば安いです。

「ジムに通っている=意識が高い」と無条件に思い込み、ムダなお金を払い続けているのだとしたら、正直に申し上げて意識が低いと思います。フル活用するならOKですが、ぼんやり支出なら今すぐ解約しましょう。

●年会費有料のクレカは1枚でOK

特に男性に多いような気もしますが、ランクの高いクレジッドカードは、ステータスの象徴として扱われてきました。

しかし、年会費が有料のクレジッドカードを何枚も持つ必要があるでしょうか?

見栄は一銭にもなりません。メリットをよく考えましょう。そもそも支出を抑えようと考えているのですから、たくさんお金を使う体制を整える必要はありません。

また、当たり前ですが「リボ払い」は論外です。ムダな金利を払うなど、投資家としてもってのほかですよ!

これらを毎月ぼんやり支出してしまうのと、同額を積立投資するのでは、将来大きな差が出るのは目に見えています。

さて、「だらだら支出」と「ぼんやり支出」を見直した結果、およそいくらのお金を節約できたでしょうか。

先ほど、だらだら支出を見直すだけで約774万円の節約になるとご説明しました。これを年率5%で複利運用したとすると、約2716万円になるのも、前述のとおりです。

ぼんやり支出も同様に計算してみましょう。ぜんぶ合わせたら、月に1万円くらいはすぐに浮きます。ビジネスパーソン人生43年間では、516万円にもなります。これを投資に充てると仮定すると、これもまたとんでもない金額になります。

月1万円×12カ月×43年×年率5%で複利運用=1811万円

だらだら支出とぼんやり支出を見直すだけで、およそ4500万円のお金が生み出せるんです。これが年月を味方につけた複利の力であり、今すぐ投資を始めたほうがいい理由です。(以下、後編へ続く)

 

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