タイトルに順番を表す『いろは』をつけました。 本当は『銀鈎賭坊(好心救美)』で、陸小鳳伝奇の第一章です。 単語の意味調べは、もうすぐ第一章を終わらせる事ができます。 妄想訳に順次組み立てていきますので、長い目でお付き合いくださいませ~♪
それでは、いつもどおり前回の最終の一行から始める事と致しましょう(笑)
『暗い坑道よりも暗くなった』
夜はすでに更けていた。
馬車はすべて坑道の外に停めてあり、どの様な者であろうと、銀鈎賭坊へは、誰でも暗く長い坑道を自分で歩いて行かなければならないのだ。
この銀鈎賭坊への数分間が不思議なことに刺激を掻き立て、その不思議で刺激的なことが何時までも皆を惹きつけているのではなかろうか?
銀鈎は未だに風の中で揺れている・・・・・もしかしたらこの銀鈎が釣り上げた人の数は、漁師の親父が釣り上げた魚の数を、はるかに超え数百倍になるのではないか。
夜の景色は、悲しげで明かりはおぼろである。
氷山は前に歩き、薄緑のマントをすでに身に纏っていた。
陸小鳳の後ろで、薄緑のマントが明かりの下でそっと揺れている。
彼は一人夢心地で、流れる一片の雲を追いかけている様だ。
暗い坑道の中は誰一人無くとても長い。
氷山は振り返り、陸小鳳を見つめた、その瞳は秋の星よりもまだ冷たく光っていた。
陸小鳳も立ち止まり、彼女を笑いながら見た。
氷山は突然「何故、私に着いて来るのよ?」と言った。
陸小鳳は笑いながら「あんたが負けてお金を巻き上げられ、心苦しい、だから・・・・・」
氷山は「だからあなたが私に償おうと思ってるの?」
陸小鳳はすぐにうなずいた。
氷山は「どんな風に、償うつもりよ? 」
陸小鳳は「街の中に、一晩中店を開け、酒も肴も旨い処を知っているんだ!夜も更けてきた、そろそろあんたも腹が減っただろう?」
氷山は目をクリクリさせ「こんな事だったら嫌よ!私にもっと良い考えがあるは!」
「どんな考えだい?」
氷山は、以外にもちょっと笑い「こっちへ来てよ、話すわ!」
陸小鳳は当然そこへ行った。
★如何でしょうか?だいぶ妄想訳が有ります~、だって直訳だとつまらないんだもん(蹴)、でも楽しんでいただけたら嬉しいです。何時もの事ですが、是非コメントをお寄せ下さい。足跡だけでも・・・『読みました』の一言でも残してくださいませ・・・では、続きをお楽しみに★
☆??☆