何時もだと、前回のストーリーの最後の一行を持って来るのですが、怒涛の(私的に)UPをしているつもりなので、時間の空きがあまりないということで、今回はパスさせてくださいね。
そして、前回に指摘をしてくださった訂正箇所のみお知らせしますね。
「真ん中に穴の開いた平たい玉」を「和氏璧」 「羅刹の札」を「羅刹牌」に訂正します。
では、本文です。
玉碑は決して大きいとは言えず、表には七十二の天魔、三十六の疫病神が刻まれていて、裏面には仏教の経が始から終わりまで刻まれ、聞くところによるとなんと一千字以上あるそうだ。
藍胡子は「この玉碑自身は城よりも価値があり、西の魔教の宝で、魔教の弟子達はいたる所に散らばっているが、この玉碑を見たなら、教主が自ら出向いて会えたと同じ価値が有るのだ!!」
「知ってるさ!」陸小鳳
「おまえは当然知っているだろう!」
「しかし、俺は何故?この玉碑をお主が手に入れることが出来たのかは知らないぜ!」と陸小鳳
藍胡子は「ある人がとことん負けて、一夜の内に綺麗さっぱり負けつくし、五十万両の担保として、私が貰ったのだ!」
陸小鳳は笑いながら「こいつは本当にぼろ負けだ!」
「十三年来、銀鈎賭坊において最も負けた人間は、正に彼だよ!」と藍胡子は言った。
「その時、お主はそいつが誰なのか知らなかったのか? 」陸小鳳は訊ねた。
「その者の苗字か玉で、玉天宝と言うのは知っていた。まさか西方玉こと羅刹の息子だとは夢にも思わなかった!」
羅刹と言う人間がどんな人物なのか?男なのか女なのか?醜いのか美しいのか?誰一人として知っている者はいない。
☆☆☆つづく。。。。。