見上げれば空はいつも高い~花ゆずのブログ

セカセカ、バタバタした毎日のささやかな記録。
ちょっと行き詰まりそうな時は、
高くて広くて豊かな空を見上げて深呼吸。

あげる。もらう。

2014年07月09日 01時02分49秒 | 日々の暮らし
ささやかに、ボランティアをしている。

その一つが最近なくなった。
知らせを聞いたボランティア仲間たちは
「淋しいねぇ~」と一様に涙目。

結構たいへんだったのに。
みんな自分の仕事を調整したり、休んで参加したり。
朝早くから暗くなるまでだったり、上手くいかなくて落ち込んだり、他の人と意見がぶつかってムッとしたり。

なのに何だろう、この何とも言えない淋しさは。



そうなんだろうなぁ。みんな、このボランティアで働く事が好きだったんだ。

なんだかんだ言っても楽しかった!
慣れない事でもやってみると達成感があった。新たな友人もできた。
そこで得た知識を仕事に活かした人もいた。
みんな笑顔だった。

ボランティアって、誰かにしてあげているように見えるけど、実はもらっているものも多いんだろうな。


さあ、次はどんな事ができるだろうか。




ボランティア会場の鉢植えで咲いていた瑠璃茉莉(ルリマツリ) 「水色」って呼びたいような薄青。最初に見た時は「こんな色の花があるんだ!」と知って嬉しかった。
夫は「花を撮るなら、朝か夕方か曇りの日」と言うけど、直射日光がカンカンに当たるこの写真にした。陰になった所の青が綺麗だから。(Ac-2014.7.9-20:35)

半分、夏を生きる。

2014年07月02日 00時49分18秒 | 木と草花
「タブレットが欲しい」と義母(姑)が言った。


義父(舅)と「頭の体操」にいろいろ遊んでみたいと言う。
二人とも80越え。以前から家電製品など、新発売のものをよく買い求めていたが……若いわ。

「こういうのタブレットで見れるんよね?」とスーパーのチラシを差し出すので
「HP作ってればね。わたしので見てみようか」と検索してみる。

「あ、あった、あった、見れるよ!」
「あ、ほんと!同じやね」
と、タブレット画面とチラシ紙面を見比べる、たぶんパソコンも使った事のない姑とタブレット初心者の嫁。
7月2日が半夏生、関西地方ではタコを食べる習慣があるらしく、それに乗っかって売り出しのタコがチラシの中で踊っていた。




チラシ検索の後、話が流れて女同士の長話になった。
いつもわたしが忙しくしていて、最近あまり話もしてなかったなと、ちょっと反省。
義母の女学校時代の話、両親や兄姉の話、女性にしか分からない話。

夫の両親と同居してから、もうずいぶん経つ。こういうデリケートな話もしてくれるようになったんだなあ。
ちょっと嬉しい。

そして珍しく戦争中の話。多感な歳に戦争体験している義母の話は切ない。
「もう戦争はいやよねえ」と話を結んだ時には昼食時になっていた。



その夕方、集団的自衛権閣議決定のニュースがテレビで流れた。





畑の一角に咲いている半夏生(はんげしょう)。白くなるのは葉の部分。当たり前のように毎年咲いてくれる。
改めて見ると、清楚でたくましい花。半分、夏を生きる…か。
梅雨が明けたら暑くなるなあ。