見上げれば空はいつも高い~花ゆずのブログ

セカセカ、バタバタした毎日のささやかな記録。
ちょっと行き詰まりそうな時は、
高くて広くて豊かな空を見上げて深呼吸。

菜の花畠に入り日薄れ……

2015年03月31日 23時32分06秒 | 春のお花


夕日が沈んで光が落ち着いた時間に撮ってみました。

前回は和歌で、今回は小学校唱歌の一節がタイトルです。春なので詩的に……

「見わたす山の端 霞ふかし…」と続きます。
山青く、空気澄み渡る豊かな村里を思い浮かべます。

我が家は中途半端な田舎なので、大自然豊かという訳にはいきません。
「山が霞んでる」と思ったら、黄砂かPM2.5です。(県内は結構ヒドイです)

季節の美しい情景は少しづつ狭められて行くのでしょうか。

……主なしとて春を忘るな

2015年03月29日 23時09分38秒 | 春のお花


何年も前に無人になった実家の庭から移植した、大事で大好きな水仙です。
「住む人がいなくなっても、季節が巡って来れば花は健気に咲くんだなぁ」と
思った時に浮かんだのが、有名な和歌の後半部分。
今日のタイトルです。

我が家の土に馴染むまで少し時間がかかりましたが、
今年は切り花に出来るくらい花を咲かせてくれました。


ムスカリ・ブルー

2015年03月28日 00時10分23秒 | 春のお花


この2,3日止んでいた「春の匂い」が今夕は匂っていました。
芽吹きの匂いはまだ続くようです。

我が家の庭ではムスカリが土を割って顔を出しています。
元々鉢植えで購入したものを地に降ろしたら、増えること、増えること…
草の間から次々に出て来て、球根を傷付けそうでうかつに草取りもできません。
(という言い訳のもとに草取りをサボる)



いつ球根が落ちたのか、ブロックの割れ目に溜まった土の中からも芽吹いています。

爽やかなブルーで、春の花にエッセンスを加えてくれます。

バコパ…あるいは名もなき野花

2015年03月25日 23時42分06秒 | 春のお花


春、友人宅に毎年雑草のように群生する5mm位のこの花を、
わたしはバコパのミニ版とず~っと思っていたけれど…

さっきネット検索してみたら、ちょっと違うような。
「雑草のよう」ではなくて、もしかしたら「本当に雑草」?

でも、「たとえ雑草だとしても可愛い」と思わせるところが
春のお花の実力です。

寒桜の小学校

2015年03月24日 23時47分48秒 | 春のお花


山口県防府市向島小学校の寒桜です。
20年くらい前この桜を初めて見た時、その存在感に圧倒されました。

校舎の前に伸びやかに立つ一本桜。
この手前は広い運動場で、他に目立つ木も無く
「この桜を中心にして、学校内のあらゆる物が配置されている」という印象さえ受けました。

太い幹に寄り添って見上げると半円球に見え、
美しい淡紅色の花陰に、何羽もの鳥たちが休み場を求めて集まっています。

――鳥たちの楽園――そんな言葉が浮かびます。


しばらく見る機会が無かったのですが、4,5年前から花の季節にはまた行くようになりました。
現在は保存のために柵が巡らされ、もう幹のすぐ傍に立つ事は出来ません。
卒業生が寄贈して、樹齢100年位らしいので大切にされているんですね。

卒業式に合わせるように満開に咲く寒桜。
卒業生は小学校の思い出を振り返る度に、いつもどこかでこの花が咲いているんでしょうか。