安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

妻の死と安楽死について

2024年12月30日 | 日記

 妻の死から2年以上経ちますが、落ち込んでいる自分からなかなか

立ち直れずにいます。死亡時、あまりにも苦しむので可哀そうでなりませんでした。

 なくなる数分前から、血反吐を吐くようになったのです。

その為、私は口にビニール袋を充てざるをえませんでした。

10回位、袋を取り換えたでしょうか。その途中、ものすごい大きな声で

苦しいと言ったのです。部屋中に響くような声で!

私は、この時、人間という生き物の恐ろしさすら感じました。

あまりにも大きな声だったので生き返るんじゃないかと思ったほどです。

 

 息子もその時、居たのですが突然部屋を飛び出してしまいました。

たぶん、別の部屋で泣いていたのかも知れません。

 

 その時、たまたま訪問診療の医師もいたのですが、たぶん、もう息を引き取ると

分かっているのでしょう。腕をとって、脈を測っていました。

 

 ほんとに息を引き取る直前、鼻からも血反吐が出てきました。

私は、この時もう亡くなるんだなと思いました。 

 

 妻が亡くなり医師が私たちの態度が立派でしたと言いました。

たぶん、うろたえる人もいるのでしょう。でも少しも嬉しく

ありません。妻は死んでいるのですから。

 

 死にゆく人が、なんでこんなに苦しまなければならいのだろうと

思いました。もし日本に安楽死の制度があれば

こんなに苦しまなくてもすんだのにと、つくづく思ったものです。

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