安蘇のやぼやま日記

両毛線沿線の山々を、ノンビリと歩いています。

大戸川(旗川)源流のニリンソウ群生地

2009年04月30日 | 
 大戸川源流のニリンソウ大群生地を見たくて行ってきましたが、満開の時期はチョット過ぎていました。私の知る限り、安蘇周辺では最も規模の大きい群生地かと思います。
 三滝を過ぎて大戸川源流にたどりつくと、何故かほっとします。たぶん、これからは人に会うことも希になるからかも知れません。聞こえるのは渓流の音のみ!(ややうるさいくらい)

 

 整備された道ではありませんので、ところどろ分かりにくいところもありますが、十数年前に比較すると、かなり良くなったと思います。



 かなり前になりますが、満開のニリンソウに遭遇しました。その時、カメラを持っていなかったのです。以来、満開の時をねらって再訪しても、なかなか満開のニリンソウに会えないでいるのです。



 沢の奥で、イワゴケ沢と本流とに分かれますが、イワゴケ沢の枝沢の方が、水量が多いように見えます。過去何回かここで間違えてしまいました。でも、イワゴケ沢も美しい沢です。

 
   イワゴケ沢                     大戸川本流

 いつものように、足元の小さな花を探しながら歩いていました。足元ばかり見ていると危ないところもありますが!

 
  ワチガイソウ(輪違草)            コケがあまりにキレイだったので!



 上の写真はユキザサ(雪笹)ですが、お気に入りの花のひとつです。花が好きというより、名前の由来が好きなのですが(笹の葉に降りかかる雪にたとえられた名)!

 

 宝生山(お目出たい名前)のアカヤシオはほぼ満開でした。平年より1週間程度早いようです。


    タチツボスミレ(立坪菫)

 熊鷹山(1168.6m)への途中、中ノ沢登山口への分岐で、日光白根から袈裟丸山までの稜線を眺めながら、おにぎりを頬張っていました。



 宝生山(1154.2m)から熊鷹山までは、アップダウンの少ない歩きやすい道ですが、ボーツとして歩いていたら根本山のほうに歩みを進めてしまいました。油断は禁物です。熊鷹山からは、久々に白ハゲ沢ルートで下山してみました。熊鷹山へのルートでは、他のルートより緊張を強いられるルートかも知れません。

 
   熊鷹山手前の道                 白ハゲ沢のワサビ田

 白ハゲ沢のワサビ田は現在栽培されていないのかも知れません。ワサビ田が現れるまでは、道はかなり荒れています。ワサビ田を確認してからは、道もかなりしっかりしてきますが!

    一番の難所?

 この丸木橋は危険なので皆さん利用していないようです。こんなふうに何回か沢を渡らなければなりません(飛び石伝いに)。

 

 水量豊富な落葉樹の沢沿いの道を歩くことは(しかも新緑の時期)、実に楽しく心癒されるモノがあります。



 上の写真の箇所も気がぬけません。やっと一人歩けるだけの歩道のうえ、滑落したら10数m下の沢に急斜面を転げ落ちることは、間違いないからです。ここを通過すれば、標高680mの白ハゲ口広場はまもなくです。

春まだ浅い草津白根へのドライブ

2009年04月29日 | その他
 両親を連れて真っ白な雪景色を見に、草津白根に行ってきました。草津温泉に到着した頃は、気温5度でしたが、陽ざしは春を感じさせるものでした。

 
  定番の湯もみ                   湯畑

 湯もみを見ても私はシラケていましたが、母も同じように感じたのか早く出ようと言い出しました。やっぱり親子なんですね。!

 

 下の写真は吹きだまりのようになっているところで、かなりの積雪でした。
 真っ白な雪原を見ると、なぜか嬉しくなってしまいます。しかも快晴の空の下ならなおさらです。ところで、山頂レストハウスの上州名物・おっ切りこみうどんは、なかなか美味しかったです。



 観光客でにぎわう白根山とは別に、近くに本白根山がありますが、こちらが本来の山頂のようです。ふだん、山に登らない方はご存知ないようですが、以前、私が登った時は夏の終わりでコマクサは咲いていませんでした。美しいコマクサが咲くので最近評判になっています。当時、コマクサは咲いていませんでしたが、美しい山の様子は今も印象に残っています。


   鬼押出し付近より見た浅間山

西上州・笠丸山、満開のアカヤシオ

2009年04月16日 | 
 4月16日、笠丸山のヒカゲツツジを見たくて行ってきたのですが、ヒカゲツツジよりもアカヤシオが丁度見頃となっていました。
 北関東道が太田まで延びたお陰で、なかなか足が向かなかったこの山域にも、足を向けることが出来るようになりました。下仁田インター経由で湯の沢トンネルを経て、上野村に行くのが最短コースと思われますが、間違えて本城児玉インター経由、下久保ダムの脇(この道は車を運転していても酔ってしいます)を走っていく破目になってしまいました。
 下の写真は上野村の手前・中里村付近の道路脇より眺めた叶山です。こんな光景は安蘇の山にはないので新鮮です。そして、山間の集落が山にへばりつくように点在する光景も!



 登山口まではおよそ2時間30分かかりました。登山口の標高はすでに800mを超えているようですが、ここ住居附(すもうづく)という山深いところに、2軒の集落(1軒は無人)があることに驚いてしまいます。
 南峰を目指して急斜面を登っていきますが、途中、岩場上にアカヤシオが枝越しに顔をのぞかせます。



 上の写真、奥に見える山は両神山です。登ってくる歩道わきには、ユキザサの蕾なども見ることができました。

 
   ヒカゲツツジ

 

 まだ、わずかにアカヤシオの蕾もありましたが、一番の見頃に登ってきた感じです。ヒカゲツツジは、どういうわけか一株だけ満開で、他はこれからというところでした。


   アカヤシオとヒカゲツツジ


   山頂からの展望



 南峰から山頂(1189m)までは両側が切れ落ちているので、写真を撮るのにも落ちないように注意が必要です。山頂までは、80分くらいかかりました。

 
   地蔵峠のお地蔵様               ヤマエンゴサク(山延胡索)

 地蔵峠から登山口までは、のんびりと足元に咲く花を探しながら、歩きました。

 
   芽吹いたばかりの林              ミヤマキケマン


   ハシリドコロ(走野老)

 ハシリドコロは猛毒植物といわれていますが、その他、ニリンソウなどは、まだ咲き始めたばかりでした。


花之江の郷の春

2009年04月09日 | 
 4月8日、桜とレンギョウの花の饗宴を見たくて、花之江の郷に行ってきました。そして、年老いた両親(86歳・85歳)にも見せたくて!
 年々老いていく両親を見ていると、いつも感傷的になってしまいます。遠い昔、町内の運動会で元気に走っていた母を見ることは、もう永遠に出来ないのだと思うと!



 桜・レンギョウ・ユヤナギ・花桃、これらの花が同時に咲き競う様を見ていると、春が着たことを実感します。そして、これらの花からパワーをもらえるような気がするのです。



 福島の花見山でも一緒に咲いていましたが、レンギョウと桜の相性の良さを痛感します。



 ほかにも、さまざまな花が咲いていたのですが、両親が一緒だったので、なかなか撮れなくて、他にニリンソウの写真だけ撮ってきました。イカリソウだけは撮りたかったのですが!



那珂川町・カタクリ山公園

2009年04月06日 | 
 旧小川町のカタクリ山公園に、4月5日ポカポカ陽気の中行ってきました。ここは我が家から行く場合、国道293号をたどっていくと、同じ293号沿いに有るわけで、ドライブとしては楽といえば楽でした。



 カタクリはやや満開を過ぎたかなという状況でしたが、まだ充分に楽しめました。

 

 三毳山のカタクリと比較すると、三毳山のほうがやや密度が濃いように思いました。そして、写真を撮るには三毳山の方が好都合かも知れません。しかし関東最大規模とうたわれているだけあって、花の咲くエリアはこちらのほうが広いようです。



 この公園一周40分かかると書いて(パンフレット)ありますが、特筆すべきはショウジョウバカマだろうと思います。その数たるや、凄まじいものがあります。

 

 水芭蕉も咲いていましたが、驚いたことがあります。水芭蕉といえば尾瀬ですが、咲いている場所のイメージは明るい湿原を思い浮かべるわけです。ところが、ここの水芭蕉は、暗い樹林帯の中に咲いているのです。それだけに、白が鮮やかですが、写真を撮るには大変でした。



 途中で見たキクザキイチゲが名前がすぐに思い浮かびませんでした。日本海側の花と思っていたものですから、アズマイチゲとも違うなーという感じでした。

 
   ネコノメソウ