ただごと

たいくつこそがすばらしい!日常のただごとをただごとでない風に綴るのらくら日記

本日断水

2010年12月20日 | 日記

団地の貯水槽工事が入っているので、12月に入って、二度目の断水です。

 

一度目は、忘れもしない12月1日。

この日はPSPゲームモンスターハンターの発売日だったので

この日を何よりも楽しみにしていた旦那様と行動を共にするために(ゲームを一緒にやるために)

一日、家にいることになっていたので、思う存分、断水を堪能したと言えます。

今日は、その失態を繰り返さないために、一日の様子を記録しておきましょう。

(本日断水なのに、遅いぜ、って気もするが)

 

 

  

断水中、一日家に居るための準備として、

 

冷蔵庫に飲料もあるしご飯はお弁当でいいしトイレは風呂の水を流せばいいだろう。

 

ということで旦那様と意見の一致をみて、洗濯を断水前に済ませて、

ゲームを買いにツタヤへレッツゴー!

その足でお昼ご飯とおやつを買いに、スーパーにもゴー!(完全ひきこもり準備万端)

 

そうしてウキウキ帰ってきた時、

「うお水が出えへん!!」

と、解りきったことを叫ぶ旦那様。

 

解りきったことを、というのは、実はそこで初めて、水が出ないということは

 

インフルエンザ対策としての手洗いが出来ない!

 

という事に気がついた七咲。

(大腸菌風呂の水で手を洗うのは、インフルエンザ対策として如何なものか、という…)

「あ!手も洗えないけどうがいもできないんじゃ!?」

「おおう!!これが水が出ないと言う事か!!」

と、戻ったその足で、目の前の酒屋さんに美味しい水を買いに行きましたとも!!

 

うがいをするために熊野古道の美味しい水(2リットル78円)とはリッチな事よ。

 

とは思ったものの、風呂に水は貯めても(というか昨日の残り湯だが)

やかんに水を溜めるのを忘れていた七咲の大失態なのでもう了承するしかありません。

先にスーパーでカルピス原液を買って、ホットカルピス飲むんだ~♪と

帰り道にウッキウキ状態だったのに

 

水の必要性を失念していた七咲痛恨のミス!

 

お茶だの牛乳だの炭酸だの清涼飲料水(ヨーグルト、カフェオレ、桃ジュース)だの、と、

ウチの冷蔵庫はドリンクバーなので、「生活水」とは「料理に使う」くらいしか

思い浮かばなかったわけですが、

普段飲んでるコーヒーにも紅茶にも、基本、水がいるんだ!と、痛感。

 

ご飯を食べた後も、「あ!箸が洗えない!」とか「あ!台ふきん濡らしてない!」とか

「ああ!葉っぱに水をやれない!!(冬は暖まる時間帯から水やり開始なので…)」とか

もう、もろもろもろもろ、水の必要性が出てきまして。

(箸なんか水が出てから洗えよ、って感じだが)

 

普段意識してなかったけど、家にいると結構、水を使ってるんだな、と身にしみてわかった

断水の日だったのでした。

 

 

  

古い団地なので、過去にも何度か断水はあったものの、二人とも仕事で居なかったため

今回が初めて、断水を経験した、と言っても良いでしょう。

 

旦那様がトイレを流せなくて四苦八苦しているので七咲が流してあげた、という

夫婦初の共同作業も涙ぐましい「初断水」事件だっただけに

 

(七咲は、実家のトイレがやたらと詰まる生活を経験していたので

バケツで流すのはお手の物だぜ!)

(…どんな瑣末ことでも経験が物をいう人生で良かった)

 

今日の断水がまたもや、休日!!という「大当たり」(というかはずれ?)だった時には

「なあ、トイレ流すのってタンクの方に(バケツで風呂の)水いれるんちゃうん?」

との申し出まであったくらいです。(前回トイレを流せなかった大阪府男性Aさん)

(いや、一笑に付したが)←鬼畜

 

そんな「団地内貯水槽の取り換え工事」継続中ですが

これが万が一うまく行かなかった時には、「市の方から給水車が派遣されます」

との事前のお達しも現実味を帯びてきましたよ!!

(いや、工事の失敗を予見しているわけではなく、一度経験して断水と密になったというか)

 

水を大切に、とか、恵まれた文明生活、とか、頭ではわかっていても

実体験に勝るものはありませんでした。

 

七咲、この先の人生で何度挫折を味わおうとも、水道をひねって水を見るだけで

希望を感じることができる

と、心底!思いましたもん。

 

よく、「明けない夜はない」とか「やまない雨はない」とかいう励ましフレーズを耳にしますが、

そんなフレーズで絶望から立ち直れるくらいだったらそもそも絶望したりしないんだよ!

なんて反発していた若かりし頃もありました。

それが、蛇口ひねって水が出た、という日常の行動と全く同じ意味合いだったんだな

と、胸がすく思いです。

 

まあ、落ち込んでいるときに蛇口をひねられて、「な?水が出るだろう?」とか言われても

殴ってやろうか、としか思わないかもしれないですけれども(短慮な七咲なら迷わず殴る)

水とともに生きられる尊い人生を、1分1秒も無駄にすることがないように、と

大仰に革まることができた師走でした。