山帽子のとまり木

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冬枯れの九州脊梁・青空の稲積山へ ②

2007年12月29日 | 山歩き、
前日とはうってかわって 天気は上々 青空ものぞきメンバーの顔も弾んでいるようだ。宿で大体の登山口までの道路状況確認すると この稲積山(1269m)
は 取り付きは良さそう、ただ 道路工事のため 途中で通行止めなので手前で 多少林道歩きがあるとのこと。まあそれも 準備運動と思えばよしよし。



舗装された車道を暫く歩くと すぐにさっそく稲積山への案内標識
よく整備された道標にこの山深いところの山にも登山者多いこと物語っているようだ。進路を未舗装の林道へ。



まもなく 視界が パーと明るくなると林道左側斜面一帯 見事なアカマツ林
朝陽も差し込んできて表現の仕方がわからないが とにかく美しい。
思わず見とれて 写真の数少なくて今になって残念!。



アカマツ林や自然林の美しい冬枯れの草木など好き勝手に批評しながら 
未舗装林道を詰めていくとやがて 前方に 登山口の指導票が見えてきた。
ここまでの自然林はすでに 落葉して周囲は明るく その落葉の深さから 
紅葉期・またまた 新緑の頃を想像するだけで 気持ちが膨らんでくる。
いやいや 冬枯れの今にこれだけ感動するのだから 又季節を変えて再訪すること決まり! 同行メンバーの言葉が・思いが一致した



お天気も完全に回復 自然林のクヌギ林からは冬の陽射し 背中に当たるととても暖かい。いよいよ ここから 登山らしい歩きになる。
トレースは多分はっきりしているのだろうが なにぶんにも 落葉の絨毯が
深すぎて  赤テープ また ある程度めぼしをつけて歩くしかない。
贅沢な登山である。ふかふかの落葉の登山 全く疲れ感じない。



ほどなく 前方に大岩にまたがるケヤキの大木 石割ケヤキ と記してある。
この付近の自然林も 見渡すかぎり 美しい! 写真にする カメラの向けるところ一体どこをポイントに切り取ったらいいのだろうか。
もう悩むこと 悩むこと!



クヌギ林など森林浴気分で高度かせぐと 樹間より 目指す 稲積山の独峰が
見え隠れするようになった。
しかしまだまだ 山は遠い。



杉木立からの稲積山 ツンとした鋭鋒がいやがおうでも登頂意欲をかきたてる。



いくつかの 大小のアップダウン&ジグザグの登山道をこなして行くといよいよ
山頂直下の急登が待ち受けている。ここで一息いれて ギアチェンジ 残った
ターボエンジンに切り替えさあ 一登りだ。
この急登路はかなりトレースが荒廃して 足場は極端に悪い 以前かなり整備はされていたであろうが その後の気象変化の為 正直荒れ放題のようである。
慎重に歩をすすめないと危険だ、ただ 下山もこのルート使うので 足場など
確認しつつ高度あげる。ただ 道程は長くない まもなく山頂だ!の先頭者から聞こえてきた。



山頂は以外なほど 狭い また 白骨木など雑木に阻まれて 展望は今一つ。
あの下方から見上げた 鋭鋒に今たっている充実感は格別の思い。



山頂から南東方向に少しだけ展望は開けていて 表霧立の山々 向坂山など 少し
右には前日登った 小川岳 北東には黒峰・トンギリ山と 名だたる山群が堂々と
峰を並べて、見飽きることない。
今日は時間も早い 下山の途中暖かい場所でランチしようと暫くして下山始める。



さて 同じルートを下るのも芸がないと林道を大きく 巻いて下山しようとなった
ここからが悪路が待ちうけているとは 誰も想像していなかった。
ある程度情報では崩壊で林道はよくないとのことであったが まあ いくとこ行くとこ すざましいほどの 自然の破壊力人間の作った 土木構造物なんてもう木っ端微塵 美しさと自然の猛威は表裏一体であること再認識した、それでも我がメンバー隊は難なくこれをクリアー 元の登山道分岐付近に着き ランチタイムです、登山達成の為 安堵してリラックスするメンバーたち。

追記
今回は小さな 山村の廃校跡に宿して興味深い経験もした
登山途中には 山猟師の シカ狩りで仕留めたシカの 獲物も初めてみた。近寄って見せてもらったがビックリするほど大きいシカだった。多分イノシシも仕留めてあるだろう。山には山の生活がある、変な感傷は慎むものだろう。 その証拠に昨夜は シシ鍋に舌つつみ うったものであった。

 宿の話では花の時季には 数々の花が山で見られるとのこと。
 季節を変えて又 是非とも再訪したい。 




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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
落ち葉の絨毯 (山のウグイス)
2007-12-29 17:46:09
写真を見ていると深緑の時期が想像できます。
きっと素晴らしい風景でしょうね。
落ち葉の絨毯でランチタイム、女性群の嬉しそうな笑顔が印象的です。
猟師が鹿を仕留めた!!!今は狩猟解禁ですね・・・
佐世保の事件を考えると可猟区を歩く時は登山者も怖いとこありますね!!!
でも健全な狩猟者はルール、マナーを守ると思うので心配ないかも??

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Re 落ち葉の絨毯 (山帽子)
2007-12-29 19:58:27
山のウグイスさん

まだでしたら 是非お勧めしたいです。
落葉はしてはいるものの クヌギなど雑木の自然林は
私たちは言葉いらないような 美しさでした これが
新緑だったら! 紅葉だったら! と感動を連想させるようなインパクト有り ではないかと思われます。
いつかまた近い将来 どうしても行きたい思いが募りました。

山猟師の方々も生活の為 許可受けて狩猟しているだろうし ある意味では生態の健全な数の維持かもしれませんしね。他者がとやかく言うべきでないでしょう。
山宿の脇には渓流があり山女魚の美しいのが釣れるとかいいところです。

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Unknown (さち)
2007-12-29 21:54:45
随分尖がった山ですね
あの急登あえいでみたい!です

落ち葉の上で御食事なんて贅沢
健康なればこそです
どうぞ来年もお元気で 
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超 寒い! (山帽子)
2007-12-30 07:41:44
さちさん おはようで~す。
見た目は 傍までいくと ため息がでるほどの 鋭鋒です。ここを登るのかと一瞬ひるんでしまいますが もう 勢いで一気に登るしかないです。
でも山頂にたどり着けば いつものように やっぱり 来てよかった!のいつもの 達成感あります。

寒くなりそうですが どうぞ良い年をお迎えください。ご主人様にも宜しくお伝えください。
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深山 (千春)
2007-12-30 22:46:35
山帽子さん、こんばんは♪
今年最後の山歩き、なかなかシブい山ですね~惹かれますねぇ、サクサクと落ち葉の絨毯を心地良く歩ける幸せに浸れたんですね!
写真には撮りきれない素晴らしい感動を味わえて来年も素晴らしい山が待っていることでしょう。

どうぞ良い年をお迎え下さい、この一年、ありがとうございました~来年も応援頑張りましょう
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Re 深山 (山帽子)
2007-12-31 11:51:26
千春さん 
>サクサクと落ち葉の絨毯を心地良く歩く~
もうその通りです。冬の淡い陽射しを受けながら
この時期ならでの落葉した後の 見通しのいいクヌギ林 歩きなどなど 雪がない分とても気持ちのいい山でしたね。
冬枯れの山歩きもいいものだと再認識した次第です。
こちらこそ」来年も宜しくお願いします。
千春さん・そしてご家族の皆様どうぞいいお正月
お迎えください。
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Unknown (ベニマシコ)
2007-12-31 12:43:08
今年も精力的に歩きましたね。
こんな年末の最後まで歩けていいな~。
それも亥の年の最後にシシ鍋で締めくくるとは・・・
ヾ(@^▽^@)ノアッハハ・・・

廃校といってもそんなに歴史を重ねた学校でもなさそうだね。
個人的意見だけど、学校ってやっぱり木造がいいな。
こういうところを利用して宿にするのはいいね。

お疲れ様。

九州の知られざる山。本州では見られないような珍しい植物いろいろ楽しませていただきました。
ありがとう!!

良いお年をお迎えください。
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Unknown (山帽子)
2007-12-31 13:43:03
ベニマシコさん
特別に気合い入れてしなかったけど やっと 年末らしい 掃除も終わり 今一服しています。
外回り片付けていたら 横殴りのミゾレ&アラレ 早々に切り上げて終わりに!。
おかげ様で今年も元気で各地の山で遊ばせてもらいました。元気な内にあちこちの山訪ねたいと思っています。ベニマシコさんもどうぞ良いお年をお迎えください。
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今年もよろしくお願いします (いく@しずおか)
2008-01-02 10:38:45
山帽子さん あけましておめでとうございます。
去年は、たくさん山へ行けましたね。
天気が良くても悪くても、花や木を見たり
自然を楽しむ山帽子さんなんだなーと思います。
この山のとんがりは、すごいですねー。
おっこちてしまいそうなほど、とんがりです。

学校の宿は素敵です。
懐かしい気持ちになったのでしょうね。
今年もお元気で、山へたくさん登れますように。
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Re 今年もよろしく~ (山帽子)
2008-01-02 11:38:21
いくちゃん
おめでとうございます。
おかげ様で 仕事の合間をぬって近場の山々 楽しませてもらいました。行く先々楽しい出会い・発見・
沢山の思い出も重ねる事できました。
今年も同じように 楽しむこと出来ますように頑張りたいと思います。
いつも訪問有り難うございます。
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