山帽子のとまり木

ご訪問いただき有難うございます、『おもてなしコーヒー』とお茶菓子も、ご用意できました。
ゆるりと遊んでお帰りください。

昭和池~水晶山~貫山

2007年05月23日 | 山歩き、
我が フイルド平尾台から 貫山にかけては これまで もう 幾度となく
登っているが今回自分には この昭和池からの 挑戦は始めてであった。
登山路あることは、知っていたが なんとなく アプローチのいい平尾台
からが多かった。まず登山口の昭和池 なかなか 静かで 先ほどの 街の
喧騒がウソのように 静かである、花見の頃は植栽された桜の下での花見
大変に にぎあうとか。



静かなたたずまいの 昭和池



堰堤道路脇には 沢山の ツクシタツナミ 目を楽しませてくれる。



カタバミと コバンソウ

この登山口付近には 小さな集落がある。谷沿いには棚田と言っていいのか
田植え前の水田が 代掻きが終わってもうまもなく 田植えか 農家の人
準備で忙しそう。



このコースは 踏み跡からすると 余り利用されていないようで、登山路も
伸出した 夏草に覆われ始めているようだ。
所々で 目にも鮮やかな 「コガクウツギ」が美しい。



やがて 集落を抜けようかと 思ったところ 斜面になんときれいな「 ホタルブクロ 」発見 私自身 山野では始めてである。手持ちのデジカメ 取りまくり。
取りあえずこれを。


 ホタルブクロ 思ったより少し大きい 紫色きれいだなあ。

登山路の杉林に入ると もう ひたすら 登りの連続 小一時間で 稜線T字路に駆け上がる。すると パッと視界が開け 右前方には 覆いかぶさるような 急登の踏み跡が待ち構えて 噴出す汗をぬぐいながら 一本たてた。
急斜面の目前には 野アザミが林立している。



急登に次ぐ急登 低山の急登を甘く見るなの如く あえぎながら
やっと 水晶山に到着 一組のペアが休憩中 今日は暑い中にも 好天気
ここから いつも 見なれている 周防台が違った角度で見え新鮮で
違った山気分である。


   水晶山から周防台遠望

さあ 一息入れると これからは 快適な展望を満喫できる稜線歩きだ。
登山路脇には 咲き始めの ナルコユリ が無数にある。少し早いかなの感じだが。



   稜線上の ナルコユリ テントウムシさんも一緒で。気持ち良さそう。



  ハタザオとカノコソウ



  オオヤシャブシ と シャリンバイ

展望 野の花楽しみながら まもなく 目的の貫山到着 すでに お昼は過ぎていて 大分 道草に時間とられたようである。
また この日はボランテァ団体の清掃登山もあったようで 「スタッフ」腕章つけた 皆さん 大挙して押しかけ 広い山頂も 大そうにぎあい。



急登をこなしてきたあとの 冷たいビール 極旨!
時間も押しているので 余りゆっくりも出来ず 下山開始


   下山路にはこんな シラン も

せっかく来たのだからと 茶ヶ床湿原から 滝不動を回り込んでみることにした
湿原にはいろんな花を期待していたが意外にも 目的とする花には出遇わない。
同行者が 指差す方を見ると、こんもりとした ちいさな森にひときわ目にも
鮮やかな 白い花 何だろうと 藪を掻き分け近づくと 私は初見の
イワガラミ であることわかった。はじめはアジサイかなと思ったが
ことのほか 綺麗。


    白さがまばゆい 「イワガラミ」


   午後の陽射しを受ける 昭和池湖畔

今回も沢山の野の花に出遇うことできた。調査不足で 片道 約3・5時間を要して低山のわりには 7時間あまりのこのロングピストンにはいささか くたびれた。
始めてのルートなので時間配分わからず、思いのほか 時間ばかりが かかったこと反省! しかし それ以上に新鮮で 沢山の花達に出逢ったことの収穫の方が
満足でした、 



 


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6 コメント

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貫山のお花・・・ (カラッチ)
2007-05-25 18:00:55
低山と言えども侮れないって、地元の山を歩いているとよくありますよね~

ツクシタツナミとシャリンバイ・・・カラッチ初めて見るお花かも~~
シャリンバイは何となく見たことあるような気もするけど、山帽子さんの写真の撮り方が上手だからなぁ~
イワガラミは、こちらの山でもよく見かけますが名前は知りませんでした~(^^;

下山路で出会ったシランは・・・ちょっぴり知らん(シラン)顔でしたか~(笑)
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シャリンバイの花物語 (山帽子)
2007-05-25 22:33:07
カラッチさん 覗いてくれて有難う。

いつも行くこの山もコース変えて登れば又違った面白さ再認識した山行でしたね。
ご覧のように 花の山と言われるようにここには多種の花で一年を通して楽しめる私の好きな山の一つです。シャリンバイの花 アップでは敢えて触れなかったのですが 少し悲しい話があります。

今から約十年ぐらい前かな ここ平尾台では毎年春先に一帯は草原の景観を守る為 野焼きします。
その野焼き中に警戒中の消防隊員が突然の強風と風向きの変化により 数名の若き隊員が煙に巻かれ 殉職したのです。それこそつい先日の名古屋の警察官の非業の死のように 幼子を残して、、、でした

その慰霊碑の傍にまるで 記念碑を取り巻くように咲いていたのが この美しい「シャリンバイ」の花でした、悲しい出来事でしたので 余計咲き乱れたこの花
山に登らないとこの 慰霊碑にお参りできないところにあります。
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Unknown (カラッチ)
2007-05-25 23:07:32
シャリンバイの悲話・・・そんな出来事があったのですか~
野焼き中に警戒中の消防隊員が突然の強風に巻かれて
殉職しちゃったのですね。
シャリンバイのあの清楚な白い花が、若い命を惜しんで咲き続けているんですね~

山帽子さ~ん、知らせてくれて有難う~ 合掌!
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Unknown (いく@しずおか)
2007-05-27 22:24:17
ナルコユリとテントウムシさんの写真がとてもいいですね。
日差しの感じとか、空の感じとか。。
とても雰囲気のあるいい写真です。すごく好き。

低山と言っても発見はたくさんあるし
ロングコースになる場合がありますよね。
イワガラミは、ふんわりしたお花なんですね~。
これも綺麗だわ。
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懐かしい昭和池 (てっちゃん)
2007-05-30 16:55:54
昭和池から水晶山へ、懐かしいので投稿しました。
30年位前のことですが、会社の若い者たち5~6人で、アマチュア無線の交信の為、テントを張り、アンテナを立て、満天の星を見ながら『CQ CQ、こちらJA6・・・・』と電波を発信しながら、見知らぬ人と交信をした想い出がよみがえってきました。
写真に見る昭和池も変わったように、遠い昔のことです。
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Unknown (山帽子)
2007-06-01 07:18:58
てっちゃん おはようございます。

私は こんな近くにも関わらず、このルート始めてでした。沢山の花もあるなかなかいい山行になりましたよ。昔はアマチュア無線はやりましたよね。自分も少しだけ かじったことありました。
では今週末お会いしましょう。
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