先日収穫した小麦の脱穀を行いました。
はい、こちら足踏み脱穀機です。
社会科の授業で習ったアレですね。
オートマティックに、乾燥、脱穀が機械であっという間に
できる現代において、手植え、手刈り、
天日干し、足踏み脱穀と・・・
かなりアナログな感じではないでしょうか。
ちなみに、昨年はこの機械もなく、
「棒」でたたいて脱穀していたそうです。
すごいですね・・・
農耕が始まった弥生時代と同じ感覚です。
足で踏んで、踏んでゴロゴロと。
でも必ずしもパーフェクトには脱穀してくれないので、
その後もまだ実が残っているものを選別して、
また脱穀機にかけて、、、
扇風機にかけながらゴミを飛ばして・・・笑
いやー、大変でした!!
ヘタレな僕は、こりゃ自分なら迷わず脱穀してくれる
ところにお願いするわ、なんて思っちゃうんですが、
「この大変さがいいんだよねぇ」なんて言ってる
スタッフもいたり・・・関心します。
今日の晩ご飯は、一生懸命みんなで収穫した小麦で
麦ごはんを食べました。
全粒小麦のプチプチ食感がおいしかったです。
全てを手作業で行うとこんなに大変です。
昔の人は、食べものを作る事に人生のほとんどの
時間を費やしていたのではないでしょうか?
しかし今や国内産低農薬小麦粉なんかでも、
25キロを6000円~7000円で、
パソコンをちょっとクリックしたら送料無料で届けてくれる
便利な時代になりました。
ありがたいことですが、その裏で一生懸命、
小麦を育てる農家さんの苦労は大変なものだと思います。
こうやって、実際に自分たちで体験してみることで、
僕たちは食べるということがどういう事かを理解し、
自然の恵みと人の努力により感謝の気持ちを持つ事ができますね。
こちらは、朝日家に宿泊のお客さまから承った
バースデーケーキ。
山甌の庭で育っているコッコ達の卵を使ったスポンジと、
豆腐のクリームでつくりました。
農家さん、豆腐職人さん、卵を産んでくれるニワトリや、
遠い海の向こうの農園でつくられるココア・・・
いろんな人の努力があって、僕は誰かの特別な日の
ケーキを作る事ができます。
これからも、地球の恵みに感謝し、
生まれてきた素材を最大限に生かせるような
料理をしていきたいです。
ゆうま