新年最初の日曜日。
ひさしぶりに半島を出て四ツ谷まで!!
聖書の勉強会に参加させていただきました(^o^)
自分の教会でやってる以外の勉強会に参加させていただくのははじめてで……というより、半島を出るってだけですでにドキドキ(笑)
日の出町を過ぎたあたりから車窓を流れる風景がアウェイなかんじになってきて血圧あがりそうッッ!
東京はやはり寒かった……
しかし目的地は駅徒歩4分。
前を行く、おなじパンフレットをチラ見しながら歩いてるおばちゃんに付かず離れず……
途中で追い越しそうになっちゃった(^^;)
毎年開催されてる勉強会だそうで、ほとんどがおなじみのメンバーの中、
わたしのようにちらほらと「お一人サマ初参加」の方もいらっしゃるようで、ホッとひと安心。
お話聴くだけだからさ、興味があれば勉強不足だってなんだってOKなんだよ!!と自分をふるいたたせ、いちばん前の席へ陣取りウキウキとスタートを待つ。
だって「使徒言行録」だよ?!今いちばん興味のあるカテゴリー!タイムリーすぎる(^o^)/
圧倒的におばちゃんの多い中、(すいません(笑))あとから隣にすわられた方がお一人サマな上にちょっとお若い方でうれしかったです(^^)
話しかけてみればよかったなー。
さてこの勉強会のテーマは「使徒言行録」なわけですが……
切り口がなんだかすごいのです。
いきなり、「まずは使徒言行録の内容に疑問をなげかけます!」と、講師の神父さま。
時間が押してたためものすごい早口なんだけれどもとっても聴き取りやすくて、話の内容が水みたいに頭にしみこんでいくかんじでした。
新大河ドラマ主役の岡田くん、このカツゼツのよさを見習うんだ。(笑)
(「生きられよ!!!」っていうキメ台詞、いっしゅん聴き取れなかったぞ!!(笑))
で、疑問疑問。
●新訳には福音書が4、書簡が13・・・・それなのに教会の歴史書にあたるものは「使徒言行録」ひとつだけ。
教会は東…ヘレニズム世界にも、南…アフリカ地方にもほぼ同時かそれ以上の速さでひろがっていったはずで、
同じような宣教の旅の記録は書かれていたはずなのに、
なぜ教会は敢えてパウロの取った西ルートを選んで載せたのでしょう。
●使徒言行録はルカ福音書とおなじ作者……ルカによって書かれたとされています。
では、ルカは最初から続編を書くつもりだったのでしょうか。
使徒言行録を読むにあたり、どこまでルカ福音書との関連性を考慮しなければならないのでしょうか。
(23章までには、続編をほのめかす内容はまったくなく、逆に24章からは「待て次号!」的な振りがあるのです。)
●「使徒言行録」後半のメインテーマであるパウロのローマ護送の旅。
あれだけ盛り上げておきながら、物語のクライマックスであるはずの「ローマ皇帝の前でのパウロ裁判」が書かれていないのはナゼでしょう。
(言われてみればそのとおりだー!!!)
●最重要人物であるはずのペトロたちは、エルサレムの使徒会議以降いっさい登場せずおわっています。
とまあ、数えあげたらきりがないそうです。ほかにもひとつふたつあげられたとおもいますが、書きとめきれませんでした。てへぺろ。
それでですね、一年(10回?)かけて、この書物を読み解きながら、わたしたち自身でこれらの疑問の答えにたどりついてゆく、というスタンスなのだそうで、
これはお話しを受け取る側の度量もためされているわけです。
うひょ~~~~~~、身がひきしまるおもいですねッ/(^o^)だいじょうぶかなー自分!!
ここまでが導入。今回のテーマは聖霊降臨の前段階、使徒が補充される選挙の部分です。
ユダのかわりですね。
ます120人の中から候補者を2人にしぼったんですよね。で、その2人でくじ引きになるんですよね。
ワタシとかは「使徒決めるのにくじ引きかよッッ!!」と突っ込みたくなっちゃうのですが、これこそ「神にえらばれる」ということなんだそうで!!
なるほど~~~~~!!(そしたら教皇サマも最後もめたらクジ引きにしたらいいのに…ぼそぼそ。)
で、ハズレた方はその後一切登場しないんですよ。120人の中から選ばれた存在のはずなのに。それどころか、当たったほうのマティアさんでさえその後登場しない。というか12使徒の中にまぎれている。
なんかもう、「12使徒という存在」を「神がお選びになった」ということが大切すぎて、あとはどうでもいいんですって(笑)
使徒言行録の作者にとって、登場人物が誰であるかはどうでもよくて、ただその登場人物をうごかしている存在が重要。
そしてその存在こそ霊とことばを通してはたらいておられる主・イエスキリスト。
登場人物たちは、それを表現する道具、将棋の歩みたいなもんだっていうことなんですね。
だからペトロとか、役目が終わるともうどうでもいいから出てこなくなっちゃう。(かわいそう……)
と、そこで、シロウトでオタクであるワタシの疑問。
パウロの役目は「自費で借りた家にまる2年住んで、誰彼かまわず神の国をのべつたえまくった」(←自費でってとこがパウロの意地(笑))ところで終わってはいないよねぇ????
「ローマで裁判を!」「皇帝の前で裁判を!」ってさんざん引っ張ったからには、皇帝の前での大演説がないと!!
霊の導きによってエルサレムでつかまり、霊の導きによってローマにたどりついたんだから、霊の最終目的は皇帝の前で堂々と神の国について証しすることではないのかなぁ???
文学的にはもちろん未完成だけれど、使徒言行録の目的としても不完全なんじゃないのかなあ?
この疑問に、一年間でなにか答えがみつかるでしょうか!!!
がんばりますッッ!!!
余談ですが、「使徒」という言葉。これも最初の頃はただ単に「宣教する者」というイミでしかなかったそうです。
それがだんだん大きな意味を持ちはじめ……イエスから直接教えを受けた12人を限定するものになったのはちょっと後だとか。
だからパウロが自分のことを堂々と「使徒だ!!」と言い張り、おまえなんか使徒じゃないとかいわれると烈火のごとく怒るのももっともだし、
使徒言行録の中では使徒扱いはまったくされていなくて、むしろ「所属教会がアンティオキアで、そこから派遣された聖書ヘルパー」的な存在(ワタシのたとえひどい!!)なのももっともなのだそうだ。
時間のずれと、意識のずれがあったのね。
まあ、パソコンもスマホもない時代にあれだけの距離を行き来してたらそりゃそうだよね・・・・・。
こんなかんじで、おもしろいこぼれ話も満載♪いっこものがさず拾いたい(笑)
おたのしみの次回、2月16日だそうです!!ぜひご参加ください(^o^)/